文学賞

第30回 三島由紀夫賞・山本周五郎賞 受賞作決定

第30回 三島由紀夫賞・山本周五郎賞

 5月16日(火)、第30回 三島由紀夫賞・山本周五郎賞(主催/一般財団法人 新潮文芸振興会)の選考が行われ、三島賞には宮内悠介『カブールの園』(文藝春秋)、山本賞には佐藤多佳子明るい夜に出かけて』(新潮社)が選ばれました。
 山本賞受賞作の『明るい夜に出かけて』は、ラジオの深夜放送を唯一の楽しみにしながらコンビニでアルバイトをする若者が主人公の青春小説。実際に放送されていた“伝説”のラジオ番組「アルコ&ピースのオールナイトニッポン」が重要な舞台装置として登場することもあって、Twitterにはこの番組のファンからのお祝いのコメントや、番組を表すハッシュタグ「#アルピーann」付きのつぶやきが急増しています。
 パーソナリティをつとめたお笑い芸人アルコ&ピースも『明るい夜に出かけて』を読んで、番組への愛を感じたと語っています。6月23日(金)の贈呈式、果して彼らは来てくれるのか……?

第30回 三島由紀夫賞・山本周五郎賞
第30回 三島由紀夫賞・山本周五郎賞

関連リンク

著者紹介

宮内悠介ミヤウチ・ユウスケ

1979年東京生まれ。1992年までニューヨーク在住、早稲田大学第一文学部卒。在学中はワセダミステリクラブに所属。2010年、囲碁を題材とした「盤上の夜」で第1回創元SF短編賞の最終候補となり、選考委員特別賞である山田正紀賞に輝く。同作を表題とする『盤上の夜』は第一作品集ながら第147回直木賞候補となり、第33回日本SF大賞を受賞。さらに第二作品集『ヨハネスブルグの天使たち』も第149回直木賞候補となり、第34回日本SF大賞特別賞を受賞した。他に『エクソダス症候群』がある。2013年、第6回(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞を受賞。

佐藤多佳子サトウ・タカコ

東京生まれ。1989年「サマータイム」で月刊MOE童話大賞を受賞しデビュー。『イグアナくんのおじゃまな毎日』で産経児童出版文化賞と日本児童文学者協会賞、路傍の石文学賞を、『一瞬の風になれ』で本屋大賞と吉川英治文学新人賞を、『聖夜』で小学館児童出版文化賞を受賞。『しゃべれども しゃべれども』は「本の雑誌が選ぶ年間ベストテン」の第1位に輝き、国分太一・香里奈・伊東四朗・八千草薫らの出演で映画化された。ほかの著書に『神様がくれた指』『黄色い目の魚』『第二音楽室』『夏から夏へ』『シロガラス』などがある。

書籍紹介