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小林秀雄と人生を読む夕べ【その7】美を求める心:「表現について」(第4回/全6回)

小林秀雄の主要な作品を順次取り上げ、小林秀雄とともに人生を味わっていく集いです。連続講座ですが、毎回1編ずつとりあげますので、1回だけのご参加も大歓迎です。

小林秀雄と人生を読む夕べ【その7】美を求める心:「表現について」(第4回/全6回)

 日本の近代批評の創始者・確立者として大きな足跡を残した小林秀雄は、深い思索と気風(きっぷ)のよい文章で、人生の教師としても仰がれ慕われました。その小林秀雄の主要な作品を順次取り上げ、小林秀雄とともに人生を読み味わっていく集いです。

 ご案内は、編集担当者として小林秀雄にじかに接していた新潮社の元編集者、池田雅延氏です。
 前半50分は各回の対象作品について池田氏がお話しします。後半40分は出席者全員での茶話会とし、池田氏が質問にお答えしたりしながら小林秀雄をより身近に感じるひとときを過ごします。

 講座「小林秀雄と人生を読む夕べ」の6回シリーズ<美を求める心>、第4回は「表現について」を読みます。45歳の夏、鎌倉で行われた講演がもとになっています。
 文学、美術、音楽……芸術はすべて、人間の表現行為の結晶です。ではその表現とはどういうことでしょうか。「表現」という日本語のもとになった英語のexpressionは、例えば、みかんをつぶしてみかん水をつくるように、「物を圧しつぶして中味を出す」という意味の言葉です。
 ということは、表現とは、人には容易に語りえない自分の意識にまず自覚を持ち、感情も心理もぎりぎりまで酷使してそれを絞り出す作業です。したがって、芸術家の表現とは、自分はどう生きているかを自覚しようとする烈しい行為なのであり、ひいてはどう生きるべきかの実験なのです。だから、よりダイナミックに文学を読んだり絵を見たり音楽を聴いたりするコツは、作者の表現しようとする意志へ限りなく近づいていこうと努力することだ、と小林氏は言います。
 以上が、小林氏の「芸術とは何か」のエッセンスです。講座では、より深く、氏が考えた芸術や表現について迫っていきます。

開催日時 2018年1月18日(木) 18:50〜20:30(受付開始18:30)
会場 la kagu(ラカグ)2F レクチャースペースsoko  東京都新宿区矢来町67
(東京メトロ東西線神楽坂駅矢来口出てすぐ)
問い合わせ先 新潮社ラカグ室
fax:03-3266-7185 E-mail:sokoinfo@shinchosha.co.jp
URL 詳細はこちらをご覧ください。
備考 〈チケット〉
■8,400円/全3回通しチケット(茶菓つき)
■3,000円/第4回チケット(茶菓つき)
■2,800円/第4回神楽坂ブッククラブ会員限定(茶菓つき)

※購入されたチケットは理由の如何を問わず、取替・変更・キャンセルはできません。ご了承ください。
※開場は開演の20分前です。

著者紹介

小林秀雄コバヤシ・ヒデオ

(1902-1983)東京生れ。東京帝大仏文科卒。1929(昭和4)年、「様々なる意匠」が「改造」誌の懸賞評論二席入選。以後、「アシルと亀の子」はじめ、独創的な批評活動に入り、『私小説論』『ドストエフスキイの生活』等を刊行。戦中は「無常という事」以下、古典に関する随想を手がけ、終戦の翌年「モオツァルト」を発表。1967年、文化勲章受章。連載11年に及ぶ晩年の大作『本居宣長』(1977年刊)で日本文学大賞受賞。

池田雅延イケダ・マサノブ

昭和45年、新潮社に入り、「本居宣長」をはじめとする書籍の編集を通じて小林秀雄の肉声を聞き続けた。小林亡き後も第5次、第6次「小林秀雄全集」を編集、第6次全集では本文を新字体・新かなづかいで組み、全作品に脚注を施すなどの新機軸を打ち出した。