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新潮新人賞

主催:新潮社 発表誌:「新潮」

応募規定 第50回 新潮新人賞

本賞が待ち望むのは、
文芸の新たな可能性を拓く
未知の才能の劇的な登場です。

当選作

正賞―特製記念ブロンズ楯、副賞―五十万円

締切

二〇一八年三月三十一日(当日消印有効)

発表

「新潮」二〇一八年十一月号誌上に発表(予選通過作品・作者名は十月号に掲載)

未発表の小説に限る。枚数は四〇〇字詰め原稿用紙(ワープロの場合は四〇〇字換算)二五〇枚以内(短篇も可)。同人雑誌発表作や他の新人賞に応募済みの作品は対象外です。

原稿はしっかり綴じ、冒頭に表題、枚数(四〇〇字換算)、筆名、本名、住所、電話番号、年齢、職業、略歴を明記する。また、別紙一枚にも同様の内容を明記し、原稿に添付してください。

宛先は〒162-8711 東京都新宿区矢来町71 新潮社「新潮」編集部 第50回新潮新人賞係。

当選作の出版権は小社に帰属します。

 

原稿は返却しませんので、必要な方は必ずコピーをとっておいてください。応募や選考についてのお問い合わせには応じられません。

 

応募に関する個人情報は、賞の発表・連絡以外には利用いたしません。

第50回 選考委員

大澤信亮

大澤信亮オオサワ・ノブアキ

 君が何かを期待しているなら、私はそれを殺す門になろう。君が何もかもに絶望しているなら、その闇に残る最後の光となろう。半端な気持ちなら止めてくれ。ここに立つために支払った代償のすべてを賭けて読む。
川上未映子

川上未映子カワカミ・ミエコ

 小説にとっての動脈は複数あるけど、あとから学ぶしかないことも多い。処女作は、自分にとって世界にとって、こればっかりはまだ決着がついていないのだ、足掻くよりほかないのだと思うことだけを絶体絶命で書いてください。
鴻巣友季子

鴻巣友季子コウノス・ユキコ

 日本語なのに異言語で書いてある気がする小説を読みたい。遠い彼岸に架けられない橋を架けようとする小説、自分がだれだかわからなくなるような小説を読みたい。読ませてください。
田中慎弥

田中慎弥タナカ・シンヤ

 作家を目差す人にとって、田中慎弥ほど御しやすい選考委員はいないだろう。田中一人を騙せないようではどうしようもない。田中一人を騙しているようでは心許ない。それもこれも、書かなければ始まらない。
中村文則

中村文則ナカムラ・フミノリ

 現代の文学シーンでデビューするにはどうすればいいかとか、そんなことを考える必要はありません。ただあなたの文学を、全力で小説に込めればいいです。シーンなどあなたが変えてしまえばいい。お待ちしています。

 第48回 新潮新人賞 受賞作品

二人組み

鴻池留衣

縫わんばならん

古川真人

受賞作品、各選考委員の選評については、2016年10月7日発売の「新潮」11月号にて掲載いたします。

受賞の言葉

《受賞作》
二人組み/鴻池留衣

【略歴】(こうのいけ・るい)
1987年2月埼玉県川口市生。29歳。男性。慶應義塾大学文学部中退。アルバイト勤務。東京都在住。

【受賞の言葉】
 必要なものと言えば、酒と煙草と小説があります。これらは人間に欠かせないくせに、生活を蝕んで百害あるものです。ところで、これら三つのうちで最も優れているのは酒です。なぜかと言えば、酒を摂取すると煙草と小説が欲しくなりますが、煙草と小説は単独で喫んでも他を呼び寄せないからです。一番害がありそうなところもまた、酒の最も優れている所以です。僕はこれから、酒に負けない小説を書きます。

[→受賞者インタビュー 何度も味わいたくなる悲劇を/鴻池留衣]


《受賞作》
縫わんばならん(「縫わんばならん、その空白ば」改題)/古川真人

【略歴】(ふるかわ・まこと)
1988年7月福岡県福岡市生。28歳。男性。國學院大学文学部中退。無職。神奈川県横浜市在住。

【受賞の言葉】
 親族の集まる場で交わされる、他愛のない、けれど話している本人も、また周囲で相槌を打っている者たちも、笑みを浮かべずにはいられない話、この、彼らが語りあうことで持ち寄る記憶の断片を縫い合わせ、ひとつの物語にしよう、そう考えて書いたものに賞をいただけて、嬉しい限りです。
 過去に、記憶に、声に……この度の受賞を契機に、もっと深く、まっすぐ向き合っていこうと思います。本当にありがとうございました。

[→受賞者インタビュー 記憶を縫う/古川真人]

 第48回 新潮新人賞 候補作品

海に着く 実国永呼
骨の羽根は夢見る 二宮とき
アワーボウル 井上大彰
二人組み 鴻池留衣
縫わんばならん 古川真人

 第48回 選考委員

過去の受賞作品

新潮社刊行の受賞作品

受賞発表誌