コメ業界を大激怒させた
進次郎農相「500%」発言の思惑
週刊新潮 2025年6月19日号
(木曜日発売)
発売日 | 2025/06/12 |
---|---|
JANコード | 4910203130656 |
定価 | 510円(税込) |
進次郎農相「500%」発言の思惑
▼ドンキ意見書「5次問屋まで存在する」のカラクリ
▼危うい「カビ毒検査ルール」の変更
▼抵抗勢力を設定する親父譲りの手法
長嶋茂雄の「遺産」と売却された「思い出の品々」
▼2年前に設立した財団の目的
▼膨大なコレクションはネットオークションで……
「香港」「台湾」「韓国」で流布する大予言の悪影響
「インターバル速歩」の超健康効果
「芸能界のドン」退任で噴出した金まみれの跡目争い
▼問題発覚 音楽フェス“プロデュース”のボビー・オロゴンに批判
▼「宮司」独裁でゴタゴタの鶴岡八幡宮を「神職」が訴えた
▼芸人「サンドウィッチマン」が大好きな「羽田美智子」のバラエティ力
▼東京都を提訴「よど号メンバー」がトランプに共感する理由
▼愛弟子に後を託して…… 「白鵬」退職 年寄株を巡る水面下の攻防
▼仏壇「はせがわ」対「ニトリ」
▼ハーバード生「関西大」に?
▼オリ広岡「実家精肉店」騒動
▼林家三平「長嶋も3」秘話 ほか
港前社長と大多元専務を待つ“訴訟地獄”の着地点
■■■ コラム ■■■
日本ルネッサンス/櫻井よしこ
生き抜くヒント!/五木寛之
変見自在/高山正之
曖昧礼讃ときどきドンマイ/横尾忠則
いま生きる『君主論』/佐藤 優
スジ論 わたしのルールブック/坂上 忍
誰の味方でもありません/古市憲寿
私の週間食卓日記/川上麻衣子
TVふうーん録/吉田 潮
この連載はミスリードです/中川淳一郎
和田式「ピンピンコロリ」の練習帳/和田秀樹
医の中の蛙/里見清一
アスリート列伝 覚醒の時/小林信也
それでも日々はつづくから/燃え殻
全知全脳/池谷裕二
気になる一手/渡辺 明・吉原由香里
夏裘冬扇/片山杜秀
「昭和歌謡」残響伝/タブレット純
知られざる国旗の世界/吹浦忠正
俺は健康にふりまわされている/宮川サトシ
※「だんだん蜜味」は都合により休載いたします。
■■■ 小 説 ■■■
異常に非ず/桜木紫乃
DANGER/村山由佳
流砂/黒川博行
元NHK岩田明子対談 千住真理子 ヴァイオリニスト
■■■ グラビア ■■■
・記念日の晩餐
・優越感具現化カタログ
・新潮グルメ直送便
▼掲示板
▼文殊のストレッチ
▼結婚 ▼墓碑銘
▼スクリーン
▼コンフィデンシャル
▼黒い報告書/桐生典子
▼Bookwormの読書万巻/原田 泰
▼新々句歌歳時記(嵐山光三郎・俵 万智)
この号の中吊り
最新号PICK UP
コメ業界を大激怒させた
進次郎農相「500%」発言の思惑
「ある卸の営業利益は対前年比500%」。小泉進次郎農水相の発言がコメ業界を大激怒させている。そこには、抵抗勢力を設定して「劇場型政治」を盛り上げたい、との思惑が透けて見える。一方、こんな可能性を指摘する声も。「何も知らずに発言している」──。
独自調査で判明
長嶋茂雄の「遺産」と売却された「思い出の品々」
不世出のスーパースターを失った世間は、なおも失意の只中にある。6月3日に他界した長嶋茂雄氏(享年89)の葬儀が執り行われ、戦友たちが最後のお別れに臨んだ。一方、野球人としての功績は言うに及ばず、将来を見据えた故人は、少なからぬ“資産”を遺していた。
研究と実証に基づく「ちょっと工夫したウォーキング」
「インターバル速歩」の超健康効果
健康の“第一歩”はまさに歩行にあり。誰もが知っている常識だ。しかし、どう歩けばいいのかとなると諸説入り乱れて正解が見えてこない。ただ歩くだけではダメ。ちょっとした工夫を施すことで超健康効果が得られるという。専門家が「究極の歩き方」を解説。
新生「フジテレビ」を猛アピール
港前社長と大多元専務を待つ“訴訟地獄”の着地点
世間に新生「フジテレビ」を猛アピールするための生け贄なのか。いわゆる「中居問題」に端を発した騒動で、会社が多大な損害を被ったとして、法廷に引きずり出されることになったかつての経営幹部たち。彼らを待ち受ける“訴訟地獄”の着地点は何処になるのか。
バックナンバー
雑誌バックナンバーの販売は「発売号」と「その前の号」のみとなります。ご了承ください。
雑誌から生まれた本
週刊新潮とは?

〈「週刊新潮」は週刊誌というより、ほとんど人である。辻に立って、夜な夜な紳士貴顕を斬る百六十ページの眠狂四郎である。ときどき魔剣ないし凶刃になることもあるが、円月殺法の切り口が見事である。シバレンではないが、創刊五十年ようやく「剣鬼」の風格も出てきた〉
「週刊新潮」は1956年(昭和31年)2月に、出版社が出す初めての週刊誌として創刊されました。
それから半世紀後の2006年(平成16年)、「週刊新潮」は創刊50周年を迎え、その記念企画「週刊新潮と私」に、作家の徳岡孝夫氏が寄せられのが上記の文章です。
50年という長い時を経ても、「週刊新潮」の編集方針は、創刊当時から全くと言って良いほど変わっていません。
何より、文芸出版社から発行される週刊誌として、常に「人間という存在」を強く意識した記事作りをしています。それはまさに「殺人事件を文学としてとらえる」ことでもあります。偽善を嫌い、人間の本質に切り込む姿勢は、時に「世の中を斜めからシニカルに見ている」と評されることもあります。
また、皇室、学界、右翼、左翼、宗教団体、暴力団、日教組、動労……時代により、その対象は変わりますが、あらゆる“タブー”に挑む姿勢も一貫しています。
最近では、「加害者の方が、被害者より手厚く保護されている」という少年犯罪の不可解な“タブー”を問題にし、少年法が改正されるに至っています。
世の中が左に振れても右に振れても、「週刊新潮」は常に変わらぬ主張を堅持し、その一貫した姿勢が読者に支持されてきました。今後もマスコミ界の「剣鬼」として、「魔剣や凶刃」に磨きをかけていきたいと思っています。