現実が本書を追いかけた、超話題作、緊急文庫化
手嶋龍一『ウルトラ・ダラー』
拉致、偽札、核兵器、世界を震撼させる、インテリジェンス小説。 手嶋龍一『ウルトラ・ダラー』
ISBN:978-4-10-138115-2
新潮文庫/価格:660円(定価)

1968年、東京、若き彫刻職人が失踪した。それが全ての始まりだった。

2002年、ダブリン、新種の偽百ドル札が発見される。巧緻を極めた紙幣は「ウルトラ・ダラー」と呼ばれることになった。英国情報部員スティーブン・ブラッドレーは、大いなる謎を追い、世界を駆けめぐる。ハイテク企業の罠、熾烈な諜報戦、そして日本外交の暗闇……。わが国に初めて誕生した、インテリジェンス小説。

手嶋龍一 てしま・りゅういち/著

手嶋龍一 てしま・りゅういち/著

1949(昭和24)年、北海道生れ。外交ジャーナリスト・作家。冷戦の終焉にNHKワシントン特派員として立会い、FSX・次期支援戦闘機の開発をめぐる日米の暗闘を描いた『たそがれゆく日米同盟』を発表。続いて湾岸戦争に遭遇して迷走するニッポンの素顔を活写した『外交敗戦』(いずれも新潮文庫)を著し、注目を集める。2001(平成13)年の同時多発テロ事件ではワシントン支局長として11日間にわたる昼夜連続の中継放送を担った。2006年には世界各地に張り巡らした極秘の情報源を駆使して北の独裁国家の謎に挑んだ『ウルトラ・ダラー』を発表。「日々のニュースがこの物語を追いかけている」と出版界に大きな衝撃を与えた。
手嶋龍一オフィシャルサイト http://www.ryuichiteshima.com

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