ホーム > 中川李枝子/著『子どもはみんな問題児。』

中川李枝子(ナカガワ・リエコ)

作家。1935年札幌生まれ。東京都立高等保母学院卒業後、「みどり保育園」の主任保母になる。1972年まで17年間勤めた。1962年に出版した『いやいやえん』で厚生大臣賞、NHK児童文学奨励賞、サンケイ児童出版文化賞、野間児童文芸賞推奨作品賞を受賞。翌年『ぐりとぐら』刊行。『子犬のロクがやってきた』で毎日出版文化賞受賞。主な著書に絵本『ぐりとぐら』シリーズ、『そらいろのたね』『ももいろのきりん』、童話『かえるのエルタ』、エッセイ『絵本と私』『本・子ども・絵本』。映画「となりのトトロ」の楽曲「さんぽ」の作詞でも知られる。『ぐりとぐら』は現在まで10カ国語に翻訳されている。


 はじめに
1 お母さんが知らない、保育園での子どもたち

どの子もみんなすばらしい問題児
子どもはたいがい臭いものです
お母さんのお弁当をどんなに喜ぶか、見せてあげたい
「お母さんのお腹には切った跡がある」って、それが自慢なのよ
子どもはなかなか紳士です
子どもは自分丸出しで生きています
子どもの言うことは全部ほんとうです
私はもう一回、子どもになりたいとは思いません

2 「りえこせんせい」が子どもに教わったこと

子どもはお母さんの鏡です
ナンバーワンは、お母さん
子どもは見れば見るほどかわいい
保育のポイントはどうやって遊ばせるかです
想像力豊かな子は遊び上手です
小さい子に「待って、後で」は通用しません
子どもはすばらしい先生です
遊びは本分、生活であり学習です

3 子育ては「抱いて」「降ろして」「ほっといて」

いざという時、子どもは強い
子どもをうちに閉じ込めないで
二四時間、一緒にいることはないのよ
心を傷つけたら、すぐ手当てをしてほしい
赤ちゃんのときどうだったという話はつまらない
子どもはお母さんの弱みを突いてきます
わが子にもにくたらしいところがありました
どこのうちでも早期教育をしています
わが家は三権分立
心を寄せあって楽しめるのは、幼児期まで
ケガや命にかかわる危険は叩いてでも教える

4 本は子どもと一緒に読むもの

「読み聞かせ」でなく、子どもと一緒に読む
こわい話には安全地帯を用意して
くだらないものを読むのは時間の無駄です
安心の場から子どもの読書は始まります
赤ちゃんは赤ちゃん絵本、と決めつけないで
本を読むにはエネルギーが必要です
子どもにおもしろい本は、大人にもおもしろい
見ているつもりでも、見落としがいっぱいある
わが子とも毎晩本を読んでいました
がみがみ言いたい気持ちを本で解消
いい作品にはいいお母さんがいます

5 いいお母さんって、どんなお母さん?

子どもがドンとぶつかってきて、よろめくようではだめ
お母さんの得意とするものがひとつあれば十分
いろんなお母さんがいて、いろんな良いところがある
子どもの心を無視する親が問題です
子どもが一番いやなのは夫婦げんかです
子どもとつきあうには石頭ではだめ
いいお母さんは、子どもの喜びに敏感です
 おわりに
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 装画・挿画出典一覧


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子どもはみんな問題児。
中川李枝子

「焦らないで、悩まないで、だいじょうぶ。子どもは子どもらしいのがいちばんよ」――名作絵本「ぐりとぐら」の生みの親は母であり、数多くの子どもを預かり育てた保母でもあった。毎日がんばるお母さんへいま伝えたい、子どもの本質、育児の基本。「いざという時、子どもは強い」「ナンバーワンは、お母さん」「がみがみ言いたい気持ちを本で解消」……45のメッセージを収めた、心がほぐれる子育てバイブルついに刊行!

ISBN:978-4-10-339131-9 発売日:2015/03/27


1,100円(定価) 購入

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