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上司からの命令は絶対なのか。忠義と己の間で揺れる心の葛藤を描く珠玉の六編。

主命にござる

池波正太郎/著、松本清張/著、藤沢周平/著、神坂次郎/著、滝口康彦/著、山田風太郎/著、縄田一男/編

594円(税込)

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発売日:2015/04/01

読み仮名 シュメイニゴザル
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
ISBN 978-4-10-139732-0
C-CODE 0193
整理番号 い-17-86
ジャンル 歴史・時代小説
定価 594円

信州松代真田家に仕える堀平五郎は、藩の権力抗争に巻き込まれる。彼には父の代から伝えられる秘命があった(「錯乱」)。妻となった女の過去に囚われる黒塚喜介。佐渡支配組頭配下の広間役に命じられたことを好機とし、間男を佐渡送りの水替え人足とするが……(「佐渡流人行」)。己の心に背いてでも、なさねばならぬことがある。されどその生に義はあるのか。人生の葛藤を描く珠玉の六編。

著者プロフィール

池波正太郎 イケナミ・ショウタロウ

(1923-1990)東京・浅草生れ。下谷・西町小学校を卒業後、茅場町の株式仲買店に勤める。戦後、東京都の職員となり、下谷区役所等に勤務。長谷川伸の門下に入り、新国劇の脚本・演出を担当。1960(昭和35)年、「錯乱」で直木賞受賞。「鬼平犯科帳」「剣客商売」「仕掛人・藤枝梅安」の3大シリーズをはじめとする膨大な作品群が絶大な人気を博しているなか、急性白血病で永眠。

松本清張 マツモト・セイチョウ

(1909-1992)小倉市(現・北九州市小倉北区)生れ。給仕、印刷工など種々の職を経て朝日新聞西部本社に入社。41歳で懸賞小説に応募、入選した『西郷札』が直木賞候補となり、1953(昭和28)年、『或る「小倉日記」伝』で芥川賞受賞。1958年の『点と線』は推理小説界に“社会派”の新風を生む。生涯を通じて旺盛な創作活動を展開し、その守備範囲は古代から現代まで多岐に亘った。

藤沢周平 フジサワ・シュウヘイ

(1927-1997)山形県生れ。山形師範卒業後、結核を発病。上京して五年間の闘病生活をおくる。1971(昭和46)年、「溟い海」でオール讀物新人賞を、1973年、「暗殺の年輪」で直木賞を受賞。時代小説作家として、武家もの、市井ものから、歴史小説、伝記小説まで幅広く活躍。『用心棒日月抄』シリーズ、『密謀』、『白き瓶』(吉川英治賞)、『市塵』(芸術選奨文部大臣賞)など、作品多数。

神坂次郎 コウサカ・ジロウ

1927(昭和2)年、和歌山市生れ。1982年『黒潮の岸辺』で日本文芸大賞、1987年『縛られた巨人―南方熊楠の生涯―』で大衆文学研究賞を受賞。1992(平成4)年には、皇太子殿下に自著『熊野御幸』を二時間半にわたって御進講した。2002年南方熊楠賞、2003年長谷川伸賞を受賞。他の著書に『元禄御畳奉行の日記』『今日われ生きてあり』『海の稲妻』『海の伽倻琴』など。

滝口康彦 タキグチ・ヤスヒコ

(1924-2004)長崎県生れ。「綾尾内記覚書」でオール讀物新人賞受賞、『主家滅ぶべし』などで直木賞候補。代表作に『拝領妻始末』「かげろう記」「高柳父子」。

山田風太郎 ヤマダ・フウタロウ

(1922-2001)兵庫県生れ。『眼中の悪魔』及び『虚像淫楽』で探偵作家クラブ賞(現日本推理作家協会賞)の短編賞を受賞。代表作に『甲賀忍法帖』などがある。

縄田一男 ナワタ・カズオ

1958(昭和33)年、東京生れ。専修大学大学院文学研究科博士課程修了。歴史・時代小説を中心に文芸評論を執筆。1991(平成3)年に『時代小説の読みどころ』で中村星湖文学賞、1995年に『捕物帳の系譜』で大衆文学研究賞を受賞。著書に『「宮本武蔵」とは何か』『日経時代小説時評―1992〜2010』など。『江戸めぐり雨』『秋びより』『まんぷく長屋』『忍者だもの』ほか、編者を務めたアンソロジーも多数。

目次

池波正太郎 錯乱
松本清張 佐渡流人行
藤沢周平 小川の辺
神坂次郎 兵庫頭の叛乱
滝口康彦 拝領妻始末
山田風太郎 笊ノ目万兵衛門外へ
編者解説 縄田一男

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