ローマナキアトノチチュウカイセカイ1
ローマ亡き後の地中海世界 上


塩野七生

地中海を支配したのは、「イスラムの海賊」だった。衝撃的な、『ローマ人の物語』のその後。

476年、西ローマ帝国が滅び、地中海は群雄割拠の時代に入る。「右手に剣、左手にコーラン」と、拉致、略奪を繰り返すサラセン人の海賊たち。その蛮行にキリスト教国は震え上がる。拉致された人々を救出するための修道会や騎士団も生まれ、熾烈な攻防が展開される。『ローマ人の物語』の続編というべき歴史巨編の傑作。

発行形態 : 書籍
判型 : A5判変型
頁数 : 350ページ
ISBN : 978-4-10-309630-6
C-CODE : 0322
ジャンル : 歴史
世界史
発売日 : 2008/12/24

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塩野七生
シオノ・ナナミ

1937年7月、東京に生れる。学習院大学文学部哲学科卒業後、1963年から1968年にかけて、イタリアに遊びつつ学んだ。1968年に執筆活動を開始し、「ルネサンスの女たち」を「中央公論」誌に発表。初めての書下ろし長編『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』により1970年度毎日出版文化賞を受賞。この年からイタリアに住む。1982年、『海の都の物語』によりサントリー学芸賞。1983年、菊池寛賞。1992年より、ローマ帝国興亡の歴史を描く「ローマ人の物語」にとりくみ、一年に一作のペースで執筆。1993年、『ローマ人の物語I』により新潮学芸賞。1999年、司馬遼太郎賞。2001年、『塩野七生ルネサンス著作集』全7巻を刊行。2002年、イタリア政府より国家功労勲章を授与される。2006年、「ローマ人の物語」第XV巻を刊行し、同シリーズ完結。2007年、文化功労者に選ばれる。2008-2009年に『ローマ亡き後の地中海世界』(上・下)を刊行。2010年より「十字軍物語」シリーズを刊行開始。

海賊
はじめに
第一章 内海から境界の海へ
イスラムの台頭/サラセン人/海賊/拉致/さらなる進出/神聖ローマ帝国/狙われる修道院/「聖戦(ジハード)」/スキピオを夢見て/ローマへ/パレルモ陥落/北アフリカのイスラム社会/ガエタ、ナポリ、アマルフィ/再びローマへ/ 「聖戦(グエッラ・サンタ)」/「海の共和国」/「サラセンの塔(トッレ・サラチェーノ)」/シラクサ落城/「十字軍時代」以前の十字軍
間奏曲(インテルメッツォ) ある種の共生
「イスラムの寛容」/イスラム・シチリア/地中海の奇跡
第二章 「聖戦(ジハード)」と「聖戦(グエッラ・サンタ)」の時代
海賊行つづく/イタリア、起つ/ノルマン人がやって来た!/イタリアの海洋都市国家/アマルフィ、ピサ、そしてジェノヴァ/ヴェネツィアの海賊対策/「十字軍」時代/「やられない前にやる」/最後の十字軍/イタリアの経済人たち/交易商品/サハラの黄金
第三章 二つの、国境なき団体
「救出修道会」/「救出騎士団」
巻末カラー 「サラセンの塔(トッレ・サラチェーノ)」
リグーリア地方/トスカーナ地方/ラツィオ地方/アブルッツォ・モリーゼ地方/ プーリア・バジリカータ地方/カンパーニア地方/カラーブリア地方/シチリア地方/サルデーニャ地方

年表
図版出典一覧


ローマ亡き後の地中海世界 下*目次
第四章 並び立つ大国の時代
第五章 パワーゲームの世紀
第六章 反撃の時代
第七章 地中海から大西洋へ
附録 一 民族によって異なる海賊対策
附録 二 関連する既刊書
年表
参考文献  図版出典一覧

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