新潮新人賞



第三十九回新潮新人賞




受賞作品


【小説部門】

「アウレリャーノがやってくる」 高橋文樹


【評論部門】

「宮澤賢治の暴力」 大澤信亮




候補作品


雨傘は雨の生徒 我妻俊樹
断食者 丸岡大介
詩篇 齋藤俊博
つよい庭 栫井智子
アウレリャーノがやってくる 高橋文樹
歴史とスタイル 文学の誕生、あるいは消滅のコギト 田中希生
宮澤賢治の暴力 大澤信亮

選考委員


浅田彰 アサダ・アキラ

1957年生まれ。京都大学経済研究所助教授。著書に『構造と力』『逃走論』『ヘルメスの音楽』などがある。



阿部和重 アベ・カズシゲ

1968年9月23日山形県東根市神町生れ。小説家、映画評論家。日本映画学校(現・日本映画大学)卒業。演出助手などを経て、1994年に『アメリカの夜』で群像新人文学賞受賞。2005年に『グランド・フィナーレ』で芥川賞受賞。2010年に『ピストルズ』で谷崎賞受賞。主な著書に『インディヴィジュアル・プロジェクション』『ニッポニアニッポン』『シンセミア』『映画覚書vol.1』等。



小川洋子 オガワ・ヨウコ

1962(昭和37)年、岡山県生れ。早稲田大学第一文学部卒。1988年「揚羽蝶が壊れる時」で海燕新人文学賞を受賞。1991(平成3)年「妊娠カレンダー」で芥川賞受賞。主な著書に『やさしい訴え』『ホテル・アイリス』『沈黙博物館』『アンネ・フランクの記憶』『薬指の標本』『夜明けの縁をさ迷う人々』『猫を抱いて象と泳ぐ』等。2004年『博士の愛した数式』で読売文学賞、本屋大賞を受賞。『ブラフマンの埋葬』で泉鏡花文学賞、2006年『ミーナの行進』で谷崎潤一郎賞受賞。翻訳された作品も多く、海外での評価も高い。



福田和也 フクダ・カズヤ

1960年東京生まれ。慶應義塾大学文学部仏文科卒。同大学院修士課程修了。慶應義塾大学環境情報学部教授。1989年、ナチス・ドイツ占領下のフランスのコラボラトゥール(対独協力)文学についての研究『奇妙な廃墟』(国書刊行会・ちくま学芸文庫)でデビュー。1993年、新潮社刊『日本の家郷』で三島由紀夫賞を受賞。以後、『甘美な人生』(ちくま学芸文庫)で平林たい子文学賞、『地ひらく』(文春文庫)で山本七平賞、『悪女の美食術』(講談社文庫)で講談社エッセイ賞をそれぞれ受賞。『人間の器量』『闘う書評』(新潮社)、『昭和天皇』(文藝春秋)、『アイポッドの後で、叙情詩を作ることは野蛮である。』(扶桑社)等著書多数。



町田康 マチダ・コウ

1962年大阪府生れ。町田町蔵の名で歌手活動を始め、1981年パンクバンド「INU」の『メシ喰うな』でレコードデビュー。1982年映画『爆裂都市 BURST CITY』(石井聰亙監督)に出演、俳優としても活躍する。1996年、初の小説「くっすん大黒」を発表、同作は翌1997年Bunkamuraドゥマゴ文学賞・野間文芸新人賞を受賞した。以後、2000年「きれぎれ」で芥川賞、2001年詩集『土間の四十八滝』で萩原朔太郎賞、2002年「権現の踊り子」で川端康成文学賞、2005年『告白』で谷崎潤一郎賞、2008年『宿屋めぐり』で野間文芸賞を受賞。他の著書に『夫婦茶碗』『パンク侍、斬られて候』『猫にかまけて』『浄土』『町田康全歌詩集』『どつぼ超然』『人間小唄』『スピンク日記』『猫とあほんだら』など多数。2010年にはアルバム『犬とチャーハンのすきま』をリリースした。

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