【総力特集】昭和&平成 芸能界13の「愛と死」怪事件簿
新潮45 2008年10月号
(毎月18日発売)
発売日 | 2008/09/18 |
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JANコード | 4910049371084 |
定価 | 796円(税込) |
◆若尾文子を襲った「離婚騒動」と「父親の自殺」バッシング
◆山口百恵や桜田淳子も出廷した「スター交歓図裁判」の凄い内容
◆若き日の黒木瞳と岡田眞澄の「密会スクープ」秘話
◆「謎の整体師」の広告塔になって顰蹙を買った芳村真理
◆松田聖子を窮地に追いやった「ジェフ&アラン」との情事
◆カールスモーキー石井と南野陽子の破局をめぐる「嫌な噂」
◆芦屋小雁と斉藤とも子の28歳年の差カップル「ホラー離婚」の真相
◆曙と相原勇「3年愛」の悲しい結末
◆姉・戸川純の自殺未遂7年後に……戸川京子の不可解な「首吊り」
◆石田えり仰天「SEXビデオ」流出事件
◆「太陽にほえろ!」ブルース刑事又野誠治の自殺
◆小林武史とakko「離婚」の陰で蠢く女たち
野口さんとライブドアを葬り去った「台湾からの刺客」/一橋文哉
【受賞作】『少女売買―インドに売られたネパールの少女たち―』(光文社刊)/長谷川まり子
・セックス・ワーキングプア/本橋信宏
・私の「蟹工船」日記/末永直海
◆【コラム】10の眼 ten eyes
社会/徳川家広 経済/竹内靖雄
政治/上杉隆 女/中村うさぎ
テレビ/岩切徹
◆シネマ格付け隊、ムーヴィーズが行く!【最終回】
◆商品格付け隊が買う!【最終回】
◆作家の日常、私の仕事【新連載】/曾野綾子
◆だまし庵日記/野坂昭如
◆哲学者というならず者がいる 世界は消え続けてきた!/中島義道
◆日本語万華鏡 文化によって異なる羞恥心/鈴木孝夫
◆1963 「女学生の友」/山口文憲
◆オバはんでもわかる「ペレストロイカ」【最終回】/福田和也
◆ドスケベ三都ものがたり 夫を連れて東京へ/岩井志麻子
◆矢来町心中 アドレス消去の儀/マツコ・デラックス
◆スピリチュアル御伽草子 『花咲か爺』で学ぶ人間関係/江原啓之
◆日本人の教養 第五十九回 改悛と赦し 気づきの瞬間/柳田邦男
◆The Auction 沈黙の逸品【最終回】
歌麿の美人大首絵/監修:内田みさほ
◆私の時の時【最終回】 貴城けい/写真:佐藤慎吾
◆被写体に恋して【最終回】 清水哲朗のモンゴル
◆昭和&平成 芸能界13の「赤と黒」怪事件簿
◇下重暁子の自転車紳士録(30) 龍村仁
[扉のことば]
◇谷沢永一・選
編集長から
というわけで、私の最終号。トップには恒例の総力特集。シリーズ最後は華やかに「昭和&平成 芸能界13の『愛と死』怪事件簿」。三國連太郎の壮絶女性遍歴や、若尾文子の「父親の自殺」、山口百恵も出廷した大騒動「スター交歓図裁判」など、芸能史に鮮烈に刻まれた人間悲喜劇をずらり。また一橋文哉の衝撃スクープ「野口さんとライブドアを葬り去った『台湾からの刺客』」や小特集は「たかが貧乏、されど貧乏」など、悔いのない面白内容に仕上がった。
長い間、本当にお世話になりました! 新天地・週刊新潮でもがんばります。
バックナンバー
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雑誌から生まれた本
新潮45とは?
「新潮45」の創刊は1982(昭和57)年3月で、創刊当初は「新潮45+」(シンチョウヨンジュウゴプラス)という誌名でした。その名の示すとおり、もともとは45歳以上の中高年層を読者対象に想定した雑誌であり、新潮社にとっては初の総合雑誌への挑戦でもありました。
3年後の1985年より「+」が取れて、誌名は現在の「新潮45」に変わります。内容も「日記と伝記」を軸にした新たな教養雑誌へとリニューアル。以来、その時々の編集部の方針によってノンフィクションや事件への志向が強まったり、独自の言論に力点を置いたり、誌面は変わり続けてきました。
しかし、一つだけ変わらない「芯」のようなものがこの雑誌にはあります。
それは「人の生き死に」について考えるということです。
扱うテーマや素材は、政治経済から殺人事件、芸能スキャンダルやスポーツ・ドキュメントに至るまで多岐にわたります。叙述の仕方も、論考あり、エッセイあり、重厚なノンフィクションありとさまざまです。けれども雑誌の真ん中には、尽きることのない「人間への関心」がある。
これからも「新潮45」は変わり続けるでしょう。時代に向き合いながら、新しいテーマに挑み、表現の幅も広がっていく。しかし、その「芯」の部分は変わりません。ネットの時代になっても、いやネットの時代だからこそ、「新潮45」は「人間」を書き続けていきます。
ちょっと危険で、深くて、スリリング。
死角を突き、誰も言わないことを言い、人の生き死にを考える。
一度読むとクセになるような「毒にも薬にもなる雑誌」。
「新潮45」はそんな雑誌であり続けたいと思っています。