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【特集】橋下徹の落日

新潮45 2013年7月号

(毎月18日発売)

864円(税込)

雑誌の仕様

発売日:2013/06/18

発売日 2013/06/18
JANコード 4910049370735
価格 864円(税込)

【特集】橋下徹の落日

◆下品な人間/適菜収
◆喋るだけが能ではない/徳岡孝夫
◆政治家が軽々に歴史を語るな/保阪正康
◆ひしめきてやがて寂しき記者会見/河内孝
◆荒廃する大阪市/薬師院仁志
◆「大阪都構想」は崩壊寸前/本誌取材班

ヤンキー政治家の「ホンネ民主主義」/斎藤環

慰安婦問題という蹉跌 新しい思考の外交のために/萱野稔人

【インタビュー】
オバマは安倍政権をどう見ているか/ジェフリー・ベーダー


数字で読む「アベノミクスの空騒ぎ」/藻谷浩介

「ポエム」化する日本/小田嶋隆

戦争よりもひどいもの[シリーズ「悪」を考える……2]/内田樹

【「東電OL殺人事件」無罪帰国】
ゴビンダの「補償金と生活」/長谷川まり子

センスとリテラシーに欠けた「女性手帳」の罪/白河桃子

「待機児童」が減らない本当の理由/歌代幸子

[シリーズ「死」の周辺……1]
 「葬儀のプロ」を志す若者たち/井上理津子

【対談】先進国だけが豊かになれる「近代」は終わった/榊原英資×水野和夫

【対談】「奇跡のリンゴ」vs.「奇跡の牛乳」
奇人変人と呼ばれて/木村秋則×中洞正
[取材・文]島村菜津

『あまちゃん』で注目!
 私が本物の「南部もぐり」潜水士です/磯崎元勝


炎上なんか怖くない?/古市憲寿

百貨店はよみがえるか/川島蓉子

シリーズ ぼくらのベストセラー〈4〉 「豆単」と「でる単」/本橋信宏

私が堕ちたカード地獄/末永直海

AV女優「林由美香」はなぜカリスマになったのか/本間ひろむ

国境再考 いまそこで何が起きているか〈7〉/山田吉彦
 サトウキビの島とTPP


ドキュメント斎藤佑樹〈3〉 密着・入団3年目の苦闘/中村計
 感性で勝ってきた


女が女に出会うとき[最終回] 世界は思い込みで満ちている/小島慶子

名門と国家[第二部]〈16〉 秩父宮と勢津子妃/徳川家広

不眠を抱いて〈4〉 ベランダの下の白い顔/椎名誠

人生はベンチャーだ〈7〉 リーダーシップとは何か/岩瀬大輔

静かなスタンダード――成瀬巳喜男論〈3〉 金をめぐる物語/川本三郎

歌謡曲が聴こえる〈14〉 美空ひばり、その悲しみ/片岡義男

日本のビョーキ〈4〉 「自己決定」の欺瞞について/里見清一

日本国の形式〈11〉 南船北馬/片山杜秀

反・幸福論〈30〉 西田幾多郎「悲しみの哲学」と教育のコクサイカ/佐伯啓思

【達人対談】シロアリはゴキブリの仲間!?
シロアリの達人/松浦健二vs.ビートたけし

◆[扉]蜥蜴/高木亮
◆地球生き物語22 クロザル/福田幸広

◆〈巻頭随筆〉風が時間を/徳岡孝夫
◆人間関係愚痴話/曽野綾子
◆閻魔堂の吹き流し/山本一力
◆だまし庵日記/野坂昭如

◆[記者匿名座談会]菅官房長官のマスコミ操縦法
◆おとこのるつぼ *精神的マウンティング/群ようこ
◆イマイマイズム見聞録 *海洋散骨体験クルーズ/今井舞
◆国道者 *登山道国道/佐藤健太郎

◆[切り絵パロディ]新世界文学名作選〈21〉/高木亮

■Review■
・BOOK
・CINEMA・EXHIBITION
[読書日記]片山杜秀
[インタビュー]宮田珠己

編集長から

喋るだけが能ではない

 人は自分の得意とするところで失敗するといいますが、橋下徹氏の場合もまさにそうでしょう。テレビで鍛えた「喋り」には相当な自信を持っていたはず。ところが調子に乗ってペラペラ喋るうちに墓穴を掘ってしまった。しかも言葉を重ねれば重ねるほど、その品性が露わになっていく……。結局、あの何でも論評したがる癖も自分の言葉への無自覚さも、彼がタレント弁護士のままで、政治家として成熟できていないことを物語っています。そんな人間が権力を持ち、国運を左右するというのは恐ろしいことです。看過できない思いから、久しぶりに特集を組みました(「橋下徹の落日」)。
 橋下氏だけでなく、最近は「オヤジの飲み屋話」の類を得意げに話す政治家が多い。斎藤環「ヤンキー政治家の『ホンネ民主主義』」は思わず納得の論考。藻谷浩介「数字で読む『アベノミクスの空騒ぎ』」、榊原英資×水野和夫「先進国だけが豊かになれる『近代』は終わった」も必読です。

新潮45編集長 三重博一

(「波」2013年7月号より)

バックナンバー

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雑誌から生まれた本

新潮45とは?

「新潮45」の創刊は1982(昭和57)年3月で、創刊当初は「新潮45+」(シンチョウヨンジュウゴプラス)という誌名でした。その名の示すとおり、もともとは45歳以上の中高年層を読者対象に想定した雑誌であり、新潮社にとっては初の総合雑誌への挑戦でもありました。
 3年後の1985年より「+」が取れて、誌名は現在の「新潮45」に変わります。内容も「日記と伝記」を軸にした新たな教養雑誌へとリニューアル。以来、その時々の編集部の方針によってノンフィクションや事件への志向が強まったり、独自の言論に力点を置いたり、誌面は変わり続けてきました。
 しかし、一つだけ変わらない「芯」のようなものがこの雑誌にはあります。
 それは「人の生き死に」について考えるということです。
 扱うテーマや素材は、政治経済から殺人事件、芸能スキャンダルやスポーツ・ドキュメントに至るまで多岐にわたります。叙述の仕方も、論考あり、エッセイあり、重厚なノンフィクションありとさまざまです。けれども雑誌の真ん中には、尽きることのない「人間への関心」がある。
これからも「新潮45」は変わり続けるでしょう。時代に向き合いながら、新しいテーマに挑み、表現の幅も広がっていく。しかし、その「芯」の部分は変わりません。ネットの時代になっても、いやネットの時代だからこそ、「新潮45」は「人間」を書き続けていきます。

 ちょっと危険で、深くて、スリリング。
 死角を突き、誰も言わないことを言い、人の生き死にを考える。
 一度読むとクセになるような「毒にも薬にもなる雑誌」。
 
「新潮45」はそんな雑誌であり続けたいと思っています。

雑誌主催・共催・発表誌の文学賞