ファンの皆様と歩んできた30年を、トピックを交えご紹介
1991年 (平成3年)
9⽉25⽇
シリーズ「エピソード0」となる『魔性の⼦』(新潮⽂庫)刊⾏。
新潮⽂庫ファンタジーノベル・シリーズの⼀作として刊⾏された。17歳の少年の周辺で相次ぐ不可解な出来事は、ホラーとミステリを内包した新たなファンタジーとして注⽬された。
『魔性の⼦』(新潮⽂庫)1992年 (平成4年)
6月11日
シリーズの本編第一作『月の影 影の海』上・下(講談社X文庫ホワイトハート)刊行。
講談社X文庫ホワイトハートで刊行された第一作。女子高生を主人公とした日本と異界を繋ぐ物語だが、これまでのファンタジーの概念を覆す異色作として話題に。後にシリーズ化。
『⽉の影 影の海』(新潮⽂庫)1993年 (平成5年)
『⾵の海 迷宮の岸』上・下(講談社X⽂庫ホワイトハート)刊⾏。
1994年 (平成6年)
『東の海神 ⻄の滄海』(講談社X⽂庫ホワイトハート)刊⾏。
『⾵の万⾥ 黎明の空』上・下(講談社X⽂庫ホワイトハート)刊⾏。
シリーズ名「十二国記」に
講談社X文庫ホワイトハート版の刊行が始まった1992年当時、シリーズ名はまだなかった。「十二国記」とカバーに記されたのは『風の万里 黎明の空』下巻から!
1996年 (平成8年)
『図南の翼』(講談社X⽂庫ホワイトハート)刊⾏。
2000年 (平成12年)
講談社文庫版スタート
X文庫はヤングアダルト世代が中心だったことから、一般読者にも届けることを目的として、講談社文庫版の刊行が始まる。装丁は菊地信義氏。
2001年 (平成13年)
『⻩昏の岸 暁の天』(講談社⽂庫)刊⾏。
短編集『華胥の幽夢』(講談社⽂庫)刊⾏。
2002-03年 (平成14-15年)
4月9日
NHK「衛星アニメ劇場」でテレビアニメ化。
2002年4月から翌年8月までNHKーBS2で放送された。原作を知らない当時の小・中学生たちも、アニメをきっかけに小説を読み始めたという声が、いまも多く寄せられる。
アニメーション
2002年4月から翌年8月までテレビ放送されたアニメは、その後、DVD、CD、アニメブック、脚本集など、様々なアイテムとなり多くのファンに親しまれている。
2003・04年 (平成15・16年)
ゲーム
PS2版ゲームソフト2作が発売された。「紅蓮の標 黄塵の路」(2003年)、「赫々たる王道 紅緑の羽化」(2004年)。制作:(株)コナミコンピュータエンタテインメントジャパン、発売:コナミ(株)。
2007年~ (平成19年~)
海外翻訳
これまでに、台湾、韓国、北米、フランス、ドイツなど各国語に翻訳され、海外でも読まれてきた。2021年9月現在、入手可能なものは台湾版と韓国語版である。
2008年 (平成20年)
2月27日
書下ろし短編「丕緒の鳥」が「yom yom」で発表。
7年の沈黙を経て書下ろし新作短編「丕緒の鳥」が新潮社の文芸雑誌「yom yom」vol.6に掲載される。同号は異例の10万部を発行。翌年発売のvol.12には短編「落照の獄」が発表された。
2012年 (平成24年)
7月1日
《完全版》十二国記の刊行が始まる。
読者プレゼント
「十二国記の日」と新作刊行を記念したプレゼントを企画。ポストカード&スマホ壁紙、小野不由美氏から暑中見舞いが届く、子年に楽俊の年賀状ダウンロード等々。イラストは、すべて山田章博氏の描き下ろし!
2013年 (平成25年)
2014年 (平成26年)
「十二国記」画集
〈第一集〉『久遠の庭』刊行。山田章博氏の装画・挿画から、X文庫ホワイトハート版を中心に、描き下ろしを加えた全95点を収録。〈第二集〉『青陽の曲』には《完全版》全点を収録予定!
「十二国記」画集〈第一集〉久遠の庭2019年 (令和元年)
10月12日 11月9日
18年ぶりの新作長編『白銀の墟 玄の月』刊行。
エピソード8『黄昏の岸 暁の天』で、王と麒麟が消えたままの戴国。その「謎」に続く新作が、ついに刊行! 原稿約2500枚、全4巻・2か月連続刊行の圧倒的な物語となって登場。
『⽩銀の墟 ⽞の⽉』(新潮⽂庫)新作長編プロモーション
『白銀の墟 玄の月』刊行を記念して、紀伊國屋書店新宿本店Bzoneにて新作発売記念特別展示を開催。東京メトロ新宿駅では、装画を30本の柱に展開した圧巻の広告が!
Yahoo!検索大賞
「Yahoo!検索大賞2019」〈カルチャーカテゴリー小説部門賞〉を受賞。授賞式には「泰麒」が登壇、受賞しました。
「十二国記」の日
12月12日の朝日新聞朝刊に、全面広告(地域別に 4バージョン)が掲載された。また新作発売からのニュースをまとめた「十二国記新聞」号外を発行。
2020年 (令和2年)
吉川英治⽂庫賞
第5回「吉川英治⽂庫賞」⼩野不由美「⼗⼆国記」シリーズが受賞!!
「ダ・ヴィンチ」BOOK OF THE YEAR 2020
「ダ・ヴィンチ」BOOK OF THE YEAR 2020⼩説部⾨第1位!