白銀の墟 玄の月 第一巻 しろがねのおかくろのつき
戴国に麒麟、還る。王は何処──。
驍宗が玉座に就いて半年で消息を絶ち、六年。荒廃する国を救うため、泰麒が戻る。
王の無事を信じ、一縷の望みを携え、果てしない旅が始まる!
825円(税込) ISBN:978-4-10-124062-6
白銀の墟 玄の月 第二巻 しろがねのおかくろのつき
民には、早く希望を見せてやりたい。
王だからこそ、人々が幸福に暮らす国となることを誰よりも願っていた驍宗の行方はわからぬまま。
泰麒は白圭宮へ、李斎は山を目指す。
880円(税込) ISBN:978-4-10-124063-3
白銀の墟 玄の月 第三巻 しろがねのおかくろのつき
王が身罷られたなど信じない。
李斎は、荒民から「男」の死を知らされる。新王が立つなら、それは麒麟の過ちか──。
慈悲深き生き物「麒麟」が見せる貌とは。
737円(税込) ISBN:978-4-10-124064-0
白銀の墟 玄の月 第四巻 しろがねのおかくろのつき
戴国の命運は、終焉か──暁か。
驍宗と阿選は、信望篤い人物としての双璧。しかし、一国に「王」は一人しか要らない。
──新たな歴史が動き出す!
825円(税込) ISBN:978-4-10-124065-7
主に舞台となる国
時代設定
6年ぶりに戴国に麒麟が戻る。角を失い、虚海を越えた泰麒は、李斎の計らいによって故国へと還った。
荒廃する国を救う唯一無二の王・驍宗の無事を信じ、行方を捜す、果てしない旅路が続く。
泰麒
戴国の麒麟。10歳で王を選ぶも、わずか半年で王は行方不明に。自らも角を失い、「蝕」で再び蓬莱へ。6年を経て戴国へ戻り、王の行方を捜すことに。
驍宗
武勇に優れ、信頼篤い偉丈夫で、幼い麒麟に王として選ばれるも、半年後、争乱鎮圧に向かったまま行方不明に。泰麒と李斎たちが捜索に動き出す。
李斎
戴国の女将軍。王と麒麟の不在によって荒廃が止まらぬ国と民の暮らしを案じる。ようやく戴へ戻った泰麒と共に、驍宗の無事を願い、旅立つが。
阿選
驍宗に仕える将軍。人望、実力共に驍宗に並ぶ武将だが、驍宗が新王に就くと変貌する。争乱の地へ向かわせたのは、果たして謀反なのか。