これは、恋愛小説なんかじゃない。
事故で寝たきりとなった、美少女で高飛車で大金持ちで天才探偵の甘宮メル(属性盛りすぎ!)と、メルに献身的に付き従う、寡黙で結構かっこよくて彼女の前ではちょっとだけ気障(きざ)な彼氏兼助手の江名(エナ)。都市伝説や日常の謎を気まぐれに解決していく二人。一見すれば誰もが認める純愛カップルに思えるが、実は彼らには、絶望的な秘密があった――。異色の青春全否定暗黒恋愛ミステリ。
事故で寝たきりとなった、美少女で高飛車で大金持ちで天才探偵の甘宮メル(属性盛りすぎ!)と、メルに献身的に付き従う、寡黙で結構かっこよくて彼女の前ではちょっとだけ気障(きざ)な彼氏兼助手の江名(エナ)。都市伝説や日常の謎を気まぐれに解決していく二人。一見すれば誰もが認める純愛カップルに思えるが、実は彼らには、絶望的な秘密があった――。異色の青春全否定暗黒恋愛ミステリ。
甘宮メル あまみや・める 事故で寝たきりとなった、高飛車で大金持ちの天才探偵で美少女。恋人のエナを下僕のように扱う。
江名行 えな・ゆく 寡黙でそこそこかっこよくて彼女の前ではちょっとだけ気障(きざ)な彼氏兼助手。メルに異様なほど献身的に付き従う。
喜久屋書店 橿原店 井上 七海様 序盤からどこか歪で、日常ミステリなのに"そうじゃない感"があるな......とは思っていたが、まさか○○○○問題につながるとは......! 出てくる人全員が全員ちょっとずつなにかが壊れていて、そこがすこし悲しい物語だった。ミステリとしてもこまかいひっくり返しが多く楽しめた。
事故で寝たきりとなった、美少女で高飛車で大金持ちで天才探偵の甘宮メル(属性盛りすぎ!)と、メルに献身的に付き従う、寡黙で結構かっこよくて彼女の前ではちょっとだけ気障(きざ)な彼氏兼助手の江名(エナ)。都市伝説や日常の謎を気まぐれに解決していく二人。一見すれば誰もが認める純愛カップルに思えるが、実は彼らには、絶望的な秘密があった――。異色の青春全否定暗黒恋愛ミステリ。
サイドウ・アザミ
1989(平成元)年岩手県盛岡市生れ。岩手大学教育学部芸術文化課程卒業。2014年『サナキの森』で新潮ミステリー大賞を受賞しデビュー。耽美な世界観を描く精緻な筆致と軽妙なキャラクター同士のやりとりが魅力。他著書に『樹液少女』「昭和少女探偵團」シリーズ『あわこさま─不村家奇譚─』「幽霊作家と古物商」シリーズがある。