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【特集】「非常識国家」韓国

新潮45 2018年3月号

(毎月18日発売)

897円(税込)

雑誌の仕様

発売日:2018/02/17

発売日 2018/02/17
JANコード 4910049370384
定価 897円(税込)

【特集】「非常識国家」韓国
歪んだ教育が生む「選民意識」の国民たち/室谷克実
自滅に向かう「親北トンデモ外交」/李相哲
「願望」史の国 日本が主張すべき10の史実/八幡和郎
中韓露の「反日統一共同戦線」構想/北野幸伯
専門家50人で徹底分析! 「ポリ・ミリゲーム」報告
「半島有事」はどう推移するか/川上高司
[追悼・西部邁]完璧な制御内にあった「自裁死」/東谷暁
日本とラトビアをむすぶ「神道」/河添恵子
【特別企画】妻に先立たれた男の話
『妻に捧げた1778話』のあとで/眉村卓
 書き下ろしショートショート『予告と死』
サッチーさんはラッキーガールだった/野村克也
◆抜け殻の私を救った旅/仲代達矢
◆納骨する気になるまで6年かかった/みのもんた
よくもこんなに涙が出るものだ/垣添忠生
◆やもめ暮し、十年/川本三郎
数字で見る「先立たれた男」/伊藤達也
 寿命、自殺、再婚、悲嘆を「見える化」する

大震災7年のニッポン
◆「虹のライブラリー」はこうして閉鎖した/佐々涼子
◆「震度7」以後の慰霊と鎮魂のアート/椹木野衣

日独 性の饗宴
◆欲望のトレーニング ベルリン「セックスの祭典」体験記/濱野ちひろ
◆緊縛師として生きる/奈加あきら

「県紙」上毛新聞の高い「温度」/小田嶋隆
《新連載》廃炉という仕事/稲泉連
〈1〉事故後の東電「転職者」
【好評連載】
ニッポン全史/古市憲寿
〈3〉異常気象が招いた時代
◆総理と女たち/福田和也
〈2〉無類の恐妻家、大隈重信
◆100歳の肖像/歌代幸子
〈9〉言語学者 川崎桃太
◆トリロー 三木鶏郎と昭和「冗談」史/泉麻人
〈10〉アスパラガスの音楽

【歴史巨編!】プリニウス 第47回/ヤマザキマリ+とり・みき
Δ(デルタ)/杉山隆男
【最終回】近未来の危機を描く迫真のシミュレーション小説
平成になじめない/島村洋子
[最終回]なじめないままに
めくるめくパワースポット/高橋秀実
〈15〉富士山を見てはいけない
形影譚/河谷史夫
〈10〉上野英信と葉室麟、そして……
だからあれほど言ったのに/適菜収
〈20〉政治家は主張より人格、物書きは人格より主張
昭和史の人間学/保阪正康
〈23〉国民の九割は良心を持たぬ
水戸学の世界地図/片山杜秀
〈32〉維新の縮図としての水戸藩
反・幸福論/佐伯啓思
〈83〉「死の哲学」と「無の思想」、西部邁の死を巡って
【達人対談】進化論はカタツムリとともにあった!
カタツムリの達人 千葉聡 vs. ビートたけし
◆[表紙イラスト]信濃八太郎
◆[扉]今月の一枚 小室哲哉
◆TOKYO2018
 晴海(写真 広瀬達郎)
◆写真家は写真でかく語る/トモ・コスガ
〈3〉郡山総一郎 孤独死の現場に見た潜像
◆[巻頭随筆]風が時間を/徳岡孝夫
◆人間関係愚痴話/曽野綾子
◆スポーツ指導者たちの「人を育てる」流儀/黒井克行
〈21〉中村清の「練習は目的そのもの」
◆謎解きナンバリング/佐藤健太郎
〈15〉数字入り地名に秘められた歴史

■Review■
・BOOK
・CINEMA
・EXHIBITION
・TV Peeper|村上和彦
掌のうた
・短歌|選・解説 三枝昂之
・俳句|選・解説 小澤實

最新号PICK UP

【特集】「非常識国家」韓国

もう世界中が気がついたのではないか。慰安婦問題しかり、北朝鮮との宥和政策しかり、国際的な取り決めを一方的に反故にし、「自分たちだけの勝手な理屈で動く韓国の特異な実態に。平昌五輪の裏側で、いま韓国は自壊への道をひた走っている。

【特別企画】妻に先立たれた男の話

妻を亡くして、何も手につかなくなった作家がいる。自暴自棄になって酒に溺れた医師がいる。だがそれならましなほうで、自裁した評論家だって一人ではない。死にゆく妻を看取って残された夫たち――彼らはその後をどう生きているか。絶望と再生の物語をお届けする。

【達人対談】進化論はカタツムリとともにあった!
カタツムリの達人 千葉聡 vs. ビートたけし

今回の達人はカタツムリの研究者。あんな生き物でもたくさんの種類があって、それがどう進化してきたのかが議論の的になってきたなんて全く知らなかったよ。

この号の誌面

編集長から

非常識国家

 すっかり南北朝鮮の「政治ショー」と化した平昌五輪。開会式前日に軍事パレードを行った北朝鮮から、金永南最高人民会議常任委員長だけでなく、金正恩の妹、金与正まで迎え入れたのだから、国際社会を一顧だにしない韓国の独断専行にして唯我独尊ぶりには恐れ入る。「韓国の常識は、世界の非常識」と言うが、それはこの五輪でも慰安婦問題でも、THAAD配備でも、遺憾なく発揮されている。
 なぜ韓国は平気でそうした振る舞いができるのか。今月の特集「『非常識国家』韓国」では、その実態と背景を四人の識者に読み解いていただいた。
 もう一つ、今月は「妻に先立たれた男の話」という特別企画がある。沙知代夫人を亡くしたばかりの野村克也氏や『妻に捧げた1778話』がベストセラーになっている眉村卓氏、俳優の仲代達矢氏ら六人の「喪妻体験」を掲載した。それらに続く「数字で見る『先立たれた男』」の各種データには一見の価値がある。

新潮45編集長 若杉良作(「波」2018年3月号より)

バックナンバー

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雑誌から生まれた本

新潮45とは?

「新潮45」の創刊は1982(昭和57)年3月で、創刊当初は「新潮45+」(シンチョウヨンジュウゴプラス)という誌名でした。その名の示すとおり、もともとは45歳以上の中高年層を読者対象に想定した雑誌であり、新潮社にとっては初の総合雑誌への挑戦でもありました。
 3年後の1985年より「+」が取れて、誌名は現在の「新潮45」に変わります。内容も「日記と伝記」を軸にした新たな教養雑誌へとリニューアル。以来、その時々の編集部の方針によってノンフィクションや事件への志向が強まったり、独自の言論に力点を置いたり、誌面は変わり続けてきました。
 しかし、一つだけ変わらない「芯」のようなものがこの雑誌にはあります。
 それは「人の生き死に」について考えるということです。
 扱うテーマや素材は、政治経済から殺人事件、芸能スキャンダルやスポーツ・ドキュメントに至るまで多岐にわたります。叙述の仕方も、論考あり、エッセイあり、重厚なノンフィクションありとさまざまです。けれども雑誌の真ん中には、尽きることのない「人間への関心」がある。
これからも「新潮45」は変わり続けるでしょう。時代に向き合いながら、新しいテーマに挑み、表現の幅も広がっていく。しかし、その「芯」の部分は変わりません。ネットの時代になっても、いやネットの時代だからこそ、「新潮45」は「人間」を書き続けていきます。

 ちょっと危険で、深くて、スリリング。
 死角を突き、誰も言わないことを言い、人の生き死にを考える。
 一度読むとクセになるような「毒にも薬にもなる雑誌」。
 
「新潮45」はそんな雑誌であり続けたいと思っています。

雑誌主催・共催・発表誌の文学賞