新潮社

燃え殻『それでも日々はつづくから』『ボクたちはみんな大人になれなかった』著者待望のエッセイ集

「案外、僕たちはその行き着く先が
同じようなものだということを忘れがちだったりする」

週刊新潮連載の人気エッセイ待望の書籍化

プロドタキャン/世の中はミュージシャンに甘い/無人島だと思ったら仲間がいた/上からしかコミュニケーションが取れない人/まーまー好きだった人/シャワーの水圧、ありえないくらい弱い/ブエノスアイレス発の銀河鉄道/疲れると人間に会いたくなるのだ/「解放してあげるよ」

壇蜜(女優・タレント)

書店員さんコメント

カニクリームコロッケ来なさすぎ問題は激怒していい

やるせない出来事を肯定も否定もしない。燃え殻さんはそんな沈殿した気持ちを詳細に書き起こす。「それでも日々はつづくから」、書名がぴったりだなと読後に思った。それにしても「カニクリームコロッケ来なさすぎ問題」は激怒していい程度にひどい扱いを受けていますよ。

ジュンク堂書店芦屋店 山ノ井さより

全部好きです。おもしろすぎます

春のやわらかい日差しに包まれているようでした。読んでいて、いやされました(燃え殻さん、かわいい……)。燃え殻さんの自分自身にツッコミをいれるところも、考えさせられる話も、燃え殻さんの何をして……? と思わせる行動も全部好きです。

紀伊國屋書店新宿本店 海老原歩未

眠れない夜の友達本に

思わず笑ってしまうエッセイだけど、少し淋しい気持ちも残る。「必読です!」とは言えないけれど、読むと少しラクになる。眠れない夜の友達本に。

平安堂長野店 清水末子

私の話を聞いてもらっているような心地よさ

コミュニケーションに関するエッセイで、「一度、受け止めてくれた人の言葉は、スッと心に入ってくる」と書かれていましたが、まさにそのことを感じさせる本でした。燃え殻さんの話を読んでいるのに、私の話を聞いてもらっているような心地よさ。

蔦屋書店嘉島 迫彩子

エッセイでこんなに緊張感を感じて、ハラハラドキドキしたのは初めてでした

ご自身のことを情けないとか弱いと言える燃え殻さんに芯の強さを感じ、自らを語る自信に読んでいて励まされました。「世界は弱肉強食で出来ている」というエッセイの最後のオチでホッとして脱力して笑ってしまった。エッセイでこんなに緊張感を感じて、ハラハラドキドキしたのは初めてでした。

水嶋書房くずはモール店 和田章子

が、一発で心を寄せるようになってしまいました

今まで、名前のわけのわからなさから、何となく手に取っていなかったです。が、一発で心を寄せるようになってしまいました。燃え殻を煩悶させる社長よ、ミュージシャンよ、滅びよ! と思うくらいに。世界に切りつけられても、それでも生きるし、書くというなら、私は付いていきます。

銀座 教文館 〆野紗季さん

大橋裕之さんの挿絵が文章の雰囲気にマッチしていて、絶妙なコラボです!

「カニクリームコロッケ来なさすぎ問題」のエッセイが、笑ってはいけませんが、すごく面白くて、切なすぎて、2度読んでしまいました。大橋裕之さんの挿絵が文章の雰囲気にマッチしていて、絶妙なコラボです!

喜久屋書店倉敷店 芳賀顕子

なんでこんな面白い人ばかりなんだろう?

燃え殻さんのまわりは、なんでこんな面白い人ばかりなんだろう? 少し寂しく、怠惰で、クスリと笑えて、時に勇気をくれる燃え殻さんの文章が大好きです。

東京旭屋書店新越谷店 猪俣宏美

自分の小さな悩みを解消してくれる言葉があったり

自分自身の昔のことを思い出すことができたり、日常を振り返って共感できることがあったり、自分の小さな悩みを解消してくれる言葉があったり、これからも自分らしく楽しく生きていこうと思わせてもらうことができました。

こまつ書店寿町本店 米山俊也

この本には、私と同じ「日常」が記されている

ツラいことも、ちょっとクスッとすることも、うえってなることも、淡々と静かに書かれてある。この本には、私と同じ「日常」が記されている。

紀伊國屋書店さいたま新都心店 大森輝美

読むと自分の中で言葉が浮かんでくる

なんか会いたくなる人、会いたくなる時間、会いたくなる場所がかすめる。たったひと言で好きになり、たったひと言で違うと思う。ずっと思っていたことを精算したくなったり、そのまま流されてしまったり。燃え殻さんの作品を読むと自分の中で言葉が浮かんでくる。

ジュンク堂書店滋賀草津店 山中真理

今日もどこかで誰かが傷ついている

高円寺の風呂なしアパート、目黒川のほとりにあるカフェ、渋谷のユーロスペース……今日もどこかで誰かが傷ついている。「消えてしまいたい」と思いながらも、どこかの誰かは全力で今日を生きている。小さな出来事に一喜一憂する。そうして日々はつづいていく。

中目黒 蔦屋書店 草野胡桃

数年に一度、活字を読む気力がなくなることがあります

数年に一度、活字を読む気力がなくなることがあります。まわりの本好きの人達に聞くと「ある、ある」のようです。そんな時、このゲラが届きました。エッセイなら、少しずつと読み始めたら、おもしろく読めました。なにげない日常の、小さな出来事に気づく人は、生きづらい代わりに深く人生を知ることになるのですね。

正文館書店 長久手フレンドタウン店 各務雅美

どのエピソードも激しく共感してしまいます!!(笑)

言葉選びや表現から燃え殻さんの優しさや面白さが、にじみでていて、読みながら何度も笑ってしまいました。どのエピソードも激しく共感してしまいます!!(笑) 燃え殻さんのまわりにいらっしゃる方も優しくて面白い。読後、思わず笑顔になってしまう楽しさ満載のエッセイ集!! 何度も読み返したいです。

紀伊國屋書店福岡本店 宗岡敦子

「消えてしまいたい」それくらいの傷だらけで今日も生きている。決定的な出来事は、そんなに起きないけれど。待望の人気エッセイ集。

1,595円(税込)
燃え殻

燃え殻

モエガラ

1973(昭和48)年神奈川県横浜市生れ。2017(平成29)年、『ボクたちはみんな大人になれなかった』で小説家デビュー。同作はNetflixで映画化、またエッセイ集『すべて忘れてしまうから』はDisney+とテレビ東京でドラマ化され、ほかにも映像化、舞台化が相次ぐ。著書に、小説『これはただの夏』『湯布院奇行』、エッセイ集『それでも日々はつづくから』『ブルー ハワイ』『断片的回顧録』『夢に迷ってタクシーを呼んだ』などがある。

燃え殻 『ブルー ハワイ』