【新連載】佐伯一麦「還れぬ家」
新潮 2009年4月号
(毎月7日発行)
発売日 | 2009/03/07 |
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JANコード | 4910049010495 |
定価 | 943円(税込) |
・トモスイ/高樹のぶ子
・男女を越えた第三の性=タイSIA/高樹のぶ子
・谷岡ヤスジの天地人/平岡正明
・新約聖書の翻訳の話/田川建三
・朝蜘蛛/東 ゆみこ
――エリアーデ・インタビュー集の翻訳刊行に寄せて
――「台湾セクシュアル・マイノリティ文学シリーズ」刊行をめぐる経緯
アメリカに外はあるのか
――ジュディ・バドニッツ『素敵で大きいアメリカの赤ちゃん』
・奥泉 光『神器 軍艦「橿原」殺人事件(上・下)』/鴻巣友季子
・小川洋子『猫を抱いて象と泳ぐ』/蜂飼 耳
・瀬川昌久+大谷能生『日本ジャズの誕生』/細川周平
・青木淳悟『このあいだ東京でね』/前田 塁
・幸福の森(十六)/加賀乙彦
・随想(四)/蓮實重彦
・残夢整理(四)/多田富雄
・母性のディストピア――ポスト戦後の想像力(六)/宇野常寛
・高畠素之の亡霊(十五)/佐藤 優
・明治の表象空間(三十三)/松浦寿輝
編集長から
バックナンバー
雑誌バックナンバーの販売は「発売号」と「その前の号」のみとなります。ご了承ください。
雑誌から生まれた本
新潮とは?
文学の最前線はここにある!
人間の想像力を革新し続ける月刊誌。
■「新潮」とはどのような雑誌?
「新潮」は日露戦争の年(1904年)に創刊された、百歳を超える文芸誌です。現役の商業文芸誌としては世界一古いという説があります(ただし第二次大戦中は紙不足のため数号、関東大震災のときは1号だけ休刊)。その歴史の一端は小誌サイト内にある〈表紙と目次で見る「新潮」110年〉でご覧ください。
■革新し続ける文学の遺伝子
もちろん古いことと古臭いことはまったく別です。百余年にわたり、たえず革新を続けてきたことこそが「新潮」の伝統であり、その遺伝子は現編集部にも確実に引き継がれています。ケータイ小説やブログ、あるいは電子配信、電子読書端末まで、いまだかつてない〈環境変動〉がわたしたちの生に及びつつある今、時代精神を繊細に敏感に感じ取った小説家、批評家たちが毎月、原稿用紙にして計1000枚以上(単行本にして数冊分)の最新作を「新潮」を舞台に発信し続けています。
■日本語で表現されたあらゆる言葉=思考のために
デビュー間もない20代の新人からノーベル賞受賞作家までの最新作がひとつの誌面にひしめきあうのが「新潮」の誌面です。また、文芸の同時代の友人である音楽、映画、ダンス、建築、写真、絵画などの領域からも、トップクラスの書き手、アーティストが刺激的な原稿を毎号寄せています。文芸を中心にしっかりと据えながら、日本語で表現されたあらゆる言葉=思考の力を誌面に結集させたい――それが「新潮」という雑誌の願いです。