柄谷行人「哲学の起源」(新連載)
新潮 2011年7月号
(毎月7日発行)
発売日 | 2011/06/07 |
---|---|
JANコード | 4910049010716 |
定価 | 特別定価996円(税込) |
/ブライアン・エヴンソン 柴田元幸/訳
◆受賞記念エッセイ/インタビュー 今村夏子
現実を変容させるフィクション/星野智幸+岡田利規
第二回・となりにはJOKERが座っていたんだ――B.I.G. JOE
第十四回 情報的想像力からエネルギー的想像力へ
時計としての身体――ポール・ハーディング『修繕屋』
・醜文の弊害/西村賢太
・本来いるべき場所――映画『デンデラ』のこと/天願大介
・『本を生みだす力』が生まれるまで/佐藤郁哉
・大和田俊之『アメリカ音楽史 ミンストレル・ショウ、ブルースからヒップホップまで』/大谷能生
・ピエル・パオロ・パゾリーニ『パゾリーニ詩集』/小池昌代
・長野まゆみ『デカルコマニア』/小泉義之
・池澤夏樹
『池澤夏樹の世界文学リミックス』
『完全版 池澤夏樹の世界文学リミックス』/谷崎由依
・空に梯子(十八)[連載完結]/角田光代
・フィルムノワール/黒色影片(十八)/矢作俊彦
・還れぬ家(二十五)/佐伯一麦
・幸福の森(四十三)/加賀乙彦
編集長から
バックナンバー
雑誌バックナンバーの販売は「発売号」と「その前の号」のみとなります。ご了承ください。
雑誌から生まれた本
新潮とは?
文学の最前線はここにある!
人間の想像力を革新し続ける月刊誌。
■「新潮」とはどのような雑誌?
「新潮」は日露戦争の年(1904年)に創刊された、百歳を超える文芸誌です。現役の商業文芸誌としては世界一古いという説があります(ただし第二次大戦中は紙不足のため数号、関東大震災のときは1号だけ休刊)。その歴史の一端は小誌サイト内にある〈表紙と目次で見る「新潮」110年〉でご覧ください。
■革新し続ける文学の遺伝子
もちろん古いことと古臭いことはまったく別です。百余年にわたり、たえず革新を続けてきたことこそが「新潮」の伝統であり、その遺伝子は現編集部にも確実に引き継がれています。ケータイ小説やブログ、あるいは電子配信、電子読書端末まで、いまだかつてない〈環境変動〉がわたしたちの生に及びつつある今、時代精神を繊細に敏感に感じ取った小説家、批評家たちが毎月、原稿用紙にして計1000枚以上(単行本にして数冊分)の最新作を「新潮」を舞台に発信し続けています。
■日本語で表現されたあらゆる言葉=思考のために
デビュー間もない20代の新人からノーベル賞受賞作家までの最新作がひとつの誌面にひしめきあうのが「新潮」の誌面です。また、文芸の同時代の友人である音楽、映画、ダンス、建築、写真、絵画などの領域からも、トップクラスの書き手、アーティストが刺激的な原稿を毎号寄せています。文芸を中心にしっかりと据えながら、日本語で表現されたあらゆる言葉=思考の力を誌面に結集させたい――それが「新潮」という雑誌の願いです。