没後30年特集 2013年の小林秀雄
新潮 2013年4月号
(毎月7日発行)
発売日 | 2013/03/07 |
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JANコード | 4910049010433 |
定価 | 943円(税込) |
[110枚]
木原善彦/訳
沼野恭子/訳・解説
・ニッチを探して(十)/島田雅彦
・満月の道(十四)/宮本 輝
・土地の生き死に――バンクーバー島滞在記/澤西祐典
・志賀理江子の「新たな地図」/飯沢耕太郎
・鮨屋で精神分析家が考えること/藤山直樹
・エリオット・ポール(吉田暁子・訳)『最後に見たパリ』/角地幸男
・舞城王太郎『キミトピア』/中条省平
・都築響一『ヒップホップの詩人たち』/湯浅 学
・作家の幸福――『流離譚』と『鏡川』/坂本忠雄
[長篇論考180枚]
川上弘美『なめらかで熱くて甘苦しくて』論
第十回・ミイラの少女
第二十回・寡夫の夢――アン・タイラー『さよなら入門』
第一〇六回・ビジネスホテル・ペインティング
編集長から
バックナンバー
雑誌バックナンバーの販売は「発売号」と「その前の号」のみとなります。ご了承ください。
雑誌から生まれた本
新潮とは?
文学の最前線はここにある!
人間の想像力を革新し続ける月刊誌。
■「新潮」とはどのような雑誌?
「新潮」は日露戦争の年(1904年)に創刊された、百歳を超える文芸誌です。現役の商業文芸誌としては世界一古いという説があります(ただし第二次大戦中は紙不足のため数号、関東大震災のときは1号だけ休刊)。その歴史の一端は小誌サイト内にある〈表紙と目次で見る「新潮」110年〉でご覧ください。
■革新し続ける文学の遺伝子
もちろん古いことと古臭いことはまったく別です。百余年にわたり、たえず革新を続けてきたことこそが「新潮」の伝統であり、その遺伝子は現編集部にも確実に引き継がれています。ケータイ小説やブログ、あるいは電子配信、電子読書端末まで、いまだかつてない〈環境変動〉がわたしたちの生に及びつつある今、時代精神を繊細に敏感に感じ取った小説家、批評家たちが毎月、原稿用紙にして計1000枚以上(単行本にして数冊分)の最新作を「新潮」を舞台に発信し続けています。
■日本語で表現されたあらゆる言葉=思考のために
デビュー間もない20代の新人からノーベル賞受賞作家までの最新作がひとつの誌面にひしめきあうのが「新潮」の誌面です。また、文芸の同時代の友人である音楽、映画、ダンス、建築、写真、絵画などの領域からも、トップクラスの書き手、アーティストが刺激的な原稿を毎号寄せています。文芸を中心にしっかりと据えながら、日本語で表現されたあらゆる言葉=思考の力を誌面に結集させたい――それが「新潮」という雑誌の願いです。