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ローマ人の物語 38―キリストの勝利〔上〕―

塩野七生/著

539円(税込)

発売日:2010/08/30

  • 文庫

キリスト教の公認と大帝の死。帝国は内乱に突入する。

紀元337年、大帝コンスタンティヌスがついに没する。死後は帝国を五分し、三人の息子と二人の甥に分割統治させると公表していた。だがすぐさま甥たちが粛清され、息子たちも内戦に突入する。最後に一人残り、大帝のキリスト教振興の遺志を引き継いだのは、次男コンスタンティウス。そして副帝として登場したのが、後に背教者と呼ばれる、ユリアヌスであった。

目次
カバーの銀貨について

読者に

第一部 皇帝コンスタンティウス(在位、紀元三三七年―三六一年)
邪魔者は殺せ/帝国三分/一人退場/二人目退場/副帝ガルス/賊将マグネンティウス/兄と弟/副帝の処刑/ユリアヌス、副帝に/コンスタンティウスとキリスト教/狙い撃ち/ガリアのユリアヌス/積極戦法/ゲルマン民族/ストラスブールの勝利/ローマでの最後の凱旋式/ガリア再興
図版出典一覧

書誌情報

読み仮名 ローマジンノモノガタリ38キリストノショウリ1
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
頁数 224ページ
ISBN 978-4-10-118188-2
C-CODE 0122
整理番号 し-12-88
ジャンル 歴史・時代小説、世界史
定価 539円

著者プロフィール

塩野七生

シオノ・ナナミ

1937年7月7日、東京生れ。学習院大学文学部哲学科卒業後、イタリアに遊学。1968年に執筆活動を開始し、「ルネサンスの女たち」を「中央公論」誌に発表。初めての書下ろし長編『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』により1970年度毎日出版文化賞を受賞。この年からイタリアに住む。1982年、『海の都の物語』によりサントリー学芸賞。1983年、菊池寛賞。1992年より、ローマ帝国興亡の歴史を描く「ローマ人の物語」にとりくむ(2006 年に完結)。1993年、『ローマ人の物語I』により新潮学芸賞。1999年、司馬遼太郎賞。2002年、イタリア政府より国家功労勲章を授与される。2007年、文化功労者に選ばれる。2008ー2009年、『ローマ亡き後の地中海世界』(上・下)を刊行。2011年、「十字軍物語」シリーズ全4冊完結。2013年、『皇帝フリードリッヒ二世の生涯』(上・下)を刊行。2017年、「ギリシア人の物語」シリーズ全3巻を完結させた。

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