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宮沢章夫「ボブ・ディラン・グレーテスト・ヒット第三集」(230枚)

新潮 2011年4月号

(毎月7日発売)

特別定価977円(税込)

雑誌の仕様

発売日:2011/03/07

発売日 2011/03/07
JANコード 4910049010419
価格 特別定価977円(税込)

ボブ・ディラン・グレーテスト・ヒット第三集(230枚)/宮沢章夫
歌舞伎町のビルに火をつけたのは俺なのか? 新宿西口中古レコード街から照射された、二〇〇一年九月一日から十一日までの世界の変貌。

ゾウガメのソニックライフ(戯曲)/岡田利規
そう、僕は今、夢を見ているところです――。日常に潜む夢と死。チェルフィッチュ最新作。

星降る夜に/高橋源一郎

波の上[遊女考(二)]/村田喜代子

湖中天/諏訪哲史

アルフォンス・カイラーズ/ブライアン・エヴンソン  柴田元幸/訳・解説

■連載小説
・空に梯子(十五)/角田光代
・フィルムノワール/黒色影片(十五)/矢作俊彦
・慈雨の音(十七)/宮本 輝
・還れぬ家(二十四)/佐伯一麦
・幸福の森(四十)/加賀乙彦

◆第43回《新潮新人賞》応募規定

■■ 特別対談 ■■
◇人間の理を越えて/朝吹真理子+羽生善治

◇逆人徳者の宴/西村賢太+町田 康

音の始まりに向かう旅――いしいしんじ『麦ふみクーツェ』と鼓動の寓話/細川周平

山城むつみのミッション 山城むつみ『ドストエフスキー』について/大澤信亮

往復書簡 再会と別離(第三回)/四方田犬彦+石井睦美

批評時空間 第四回・前世と現世と後世と余生について/佐々木 敦

正岡子規(四)/ドナルド・キーン  角地幸男/訳

アメリカスケッチ2.0 ウェブと文化の未来を考える/池田純一
第十一回 太平洋岸の独自性と連続性

屋根裏プラハ(十八)盗撮と静寂/田中長徳

生き延びるためのアメリカ文学(三十七)/都甲幸治
アメリカの内戦――アレクサンダル・ヘモン『ラザルス計画』

見えない音、聴こえない絵(八十五)/大竹伸朗

■新潮
・ソシュールとデュルケーム/互 盛央
・猫の舌/米田夕歌里
・映画『みーまー』ワールドの作り方/瀬田なつき

■本
・マーガレット・アトウッド『オリクスとクレイク』/谷崎由依
・西村賢太『苦役列車』/坪内祐三
・國分功一郎『スピノザの方法』/福嶋亮大
・朝吹真理子『きことわ』/吉増剛造


編集長から

宮沢章夫の「実践」
◎言うまでもなく、宮沢章夫氏は日本を代表する劇作家・演出家(遊園地再生事業団・主宰)のひとりである。同時に、横光利一の短篇「機械」を十一年間かけて読んだ特異な読書家であり(『時間のかかる読書』)、日本サブカルチャー史の記録者であり(『東京大学「80年代地下文化論」講義』)、稀代の名エッセイストでもあり(『考えない人』)、教育者(早稲田大学教授)でもある。だが、彼の活動は「多彩」なのだろうか? そうではない気がする。彼はただ「すべきことをする」というシンプルな倫理的命題を愚直なまでに、真摯に実践し続けているだけではないか◎宮沢氏の長篇小説『ボブ・ディラン・グレーテスト・ヒット第三集』(二三〇枚)を掲載する。物語は二〇〇一年九月一日から九月十一日まで。世界が後戻り不可能な形で変貌した、あの日のことを、氏は「書くべきこと」として十年間考え続けた。そして今、物語は解き放たれる。

新潮編集長 矢野 優

バックナンバー

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雑誌から生まれた本

新潮とは?

文学の最前線はここにある!
人間の想像力を革新し続ける月刊誌。

■「新潮」とはどのような雑誌?
「新潮」は日露戦争の年(1904年)に創刊された、百歳を超える文芸誌です。現役の商業文芸誌としては世界一古いという説があります(ただし第二次大戦中は紙不足のため数号、関東大震災のときは1号だけ休刊)。その歴史の一端は小誌サイト内にある〈表紙と目次で見る「新潮」110年〉でご覧ください。

■革新し続ける文学の遺伝子
もちろん古いことと古臭いことはまったく別です。百余年にわたり、たえず革新を続けてきたことこそが「新潮」の伝統であり、その遺伝子は現編集部にも確実に引き継がれています。ケータイ小説やブログ、あるいは電子配信、電子読書端末まで、いまだかつてない〈環境変動〉がわたしたちの生に及びつつある今、時代精神を繊細に敏感に感じ取った小説家、批評家たちが毎月、原稿用紙にして計1000枚以上(単行本にして数冊分)の最新作を「新潮」を舞台に発信し続けています。

■日本語で表現されたあらゆる言葉=思考のために
デビュー間もない20代の新人からノーベル賞受賞作家までの最新作がひとつの誌面にひしめきあうのが「新潮」の誌面です。また、文芸の同時代の友人である音楽、映画、ダンス、建築、写真、絵画などの領域からも、トップクラスの書き手、アーティストが刺激的な原稿を毎号寄せています。文芸を中心にしっかりと据えながら、日本語で表現されたあらゆる言葉=思考の力を誌面に結集させたい――それが「新潮」という雑誌の願いです。

雑誌主催・共催・発表誌の文学賞