日韓中・三文芸誌による小説競作プロジェクト 文學アジア3×2×4 【第4回「喪失」篇】
新潮 2011年12月号
(毎月7日発行)
発売日 | 2011/11/07 |
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JANコード | 4910049011218 |
定価 | 特別定価996円(税込) |
日韓中・三文芸誌による小説競作プロジェクト
作家紹介/川村 湊
作家紹介/王 穎
作家紹介/シム・ジンギョン
作家紹介/池田雄一
作家紹介/王 穎
作家紹介/キム・ミヒョン
成熟から変身へ/宇野常寛+千葉雅也
第七回・アイム・ア・ラッパー 手には千切れた手錠(わっぱ)――ANARCHY
第十二回・音楽の外について
第十九回・技術と人文を架橋したスティーブ・ジョブズ
若さという呪い――タオ・リン『ベッド』
・次の時代のために/小池博史
・現在の日本とドストエフスキー作品/武富健治
・隠居願望/荻原魚雷
・間宮 緑『塔の中の女』/安藤礼二
・円城 塔『これはペンです』/高山 宏
・四方田犬彦・石井睦美『再会と別離』/中条省平
・絲山秋子『不愉快な本の続編』/古谷利裕
・爛(十一)[連載完結]/瀬戸内寂聴
・フィルムノワール/黒色影片(二十三)/矢作俊彦
・還れぬ家(二十九)/佐伯一麦
・幸福の森(四十八)/加賀乙彦
編集長から
バックナンバー
雑誌バックナンバーの販売は「発売号」と「その前の号」のみとなります。ご了承ください。
雑誌から生まれた本
新潮とは?
文学の最前線はここにある!
人間の想像力を革新し続ける月刊誌。
■「新潮」とはどのような雑誌?
「新潮」は日露戦争の年(1904年)に創刊された、百歳を超える文芸誌です。現役の商業文芸誌としては世界一古いという説があります(ただし第二次大戦中は紙不足のため数号、関東大震災のときは1号だけ休刊)。その歴史の一端は小誌サイト内にある〈表紙と目次で見る「新潮」110年〉でご覧ください。
■革新し続ける文学の遺伝子
もちろん古いことと古臭いことはまったく別です。百余年にわたり、たえず革新を続けてきたことこそが「新潮」の伝統であり、その遺伝子は現編集部にも確実に引き継がれています。ケータイ小説やブログ、あるいは電子配信、電子読書端末まで、いまだかつてない〈環境変動〉がわたしたちの生に及びつつある今、時代精神を繊細に敏感に感じ取った小説家、批評家たちが毎月、原稿用紙にして計1000枚以上(単行本にして数冊分)の最新作を「新潮」を舞台に発信し続けています。
■日本語で表現されたあらゆる言葉=思考のために
デビュー間もない20代の新人からノーベル賞受賞作家までの最新作がひとつの誌面にひしめきあうのが「新潮」の誌面です。また、文芸の同時代の友人である音楽、映画、ダンス、建築、写真、絵画などの領域からも、トップクラスの書き手、アーティストが刺激的な原稿を毎号寄せています。文芸を中心にしっかりと据えながら、日本語で表現されたあらゆる言葉=思考の力を誌面に結集させたい――それが「新潮」という雑誌の願いです。