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本当の翻訳の話をしよう 増補版

村上春樹/著 、柴田元幸/著

880円(税込)

発売日:2021/07/01

書誌情報

読み仮名 ホントウノホンヤクノハナシヲシヨウゾウホバン
装幀 横山雄(BOOTLEG)/カバー装画、新潮社装幀室/デザイン
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
ISBN 978-4-10-100176-0
C-CODE 0195
整理番号 む-5-44
ジャンル 文学・評論
定価 880円

意外とも思える饒舌さで作家・村上春樹の創作の秘密が明かされる必読の対話集!

“翻訳は塩せんべいで、小説はチョコレート。交互に食べて、あとは猫がいれば、いくらでも時間が過ぎちゃう”という「翻訳家」村上春樹が、盟友・柴田元幸とともに語り合った対話全14本。海外文学から多くのものを受けとった二人が、翻訳という仕事の喜びを語りつつ、意外とも思える饒舌さで「作家」村上春樹の創作の秘密が明かされる必読の対話集。7本の対話を追加した「増補決定版」。

目次
まえがき 柴田元幸
OPENING SESSION 帰れ、あの翻訳
僕たちはこんな(風に)翻訳を読んできた(I)
饒舌と自虐の極北へ
――フィリップ・ロス『素晴らしいアメリカ野球』をめぐって
ハーディを読んでいると小説が書きたくなる
――トマス・ハーディ『呪われた腕』をめぐって
INTERLUDE 公開翻訳 僕たちはこんな風に翻訳している
僕たちはこんな(風に)翻訳を読んできた(II)
雑然性の発熱
――コリン・ウィルソン『宇宙ヴァンパイアー』をめぐって
共同体から受け継ぐナラティヴ
――マキシーン・ホン・キングストン『チャイナ・メン』をめぐって
INTERLUDE 日本翻訳史 明治篇 柴田元幸
僕たちはこんな(風に)翻訳を読んできた(III)
闇のみなもとから救い出される
――ジェイムズ・ディッキー『救い出される』をめぐって
ラードナーの声を聴け
――リング・ラードナー『アリバイ・アイク』をめぐって
INTERLUDE 切腹からメルトダウンまで 村上春樹
僕たちはこんな(風に)翻訳を読んできた(IV)
青春小説って、すごく大事なジャンルだと思う
――ジョン・ニコルズ『卵を産めない郭公』をめぐって
一九三〇年代アメリカの特異な作家
――ナサニエル・ウエスト『いなごの日/クール・ミリオン』をめぐって
INTERLUDE 翻訳の不思議
僕たちはこんな(風に)翻訳を読んできた(V)
小説に大事なのは礼儀正しさ
――ジョン・チーヴァー『巨大なラジオ/泳ぐ人』をめぐって
短篇小説のつくり方
――グレイス・ペイリー『その日の後刻に』をめぐって
CLOSING SESSION 翻訳にプリンシプルはない
あとがき 村上春樹

著者プロフィール

村上春樹

ムラカミ・ハルキ

1949(昭和24)年、京都市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。1979年『風の歌を聴け』(群像新人文学賞)でデビュー。主な長編小説に、『羊をめぐる冒険』(野間文芸新人賞)、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』(谷崎潤一郎賞)、『ノルウェイの森』、『国境の南、太陽の西』、『ねじまき鳥クロニクル』(読売文学賞)、『海辺のカフカ』、『アフターダーク』、『1Q84』(毎日出版文化賞)、『騎士団長殺し』がある。『神の子どもたちはみな踊る』、『東京奇譚集』などの短編小説集、エッセイ集、紀行文、翻訳書など著書多数。海外での文学賞受賞も多く、2006(平成18)年フランツ・カフカ賞、フランク・オコナー国際短編賞、2009年エルサレム賞、2011年カタルーニャ国際賞、2016年ハンス・クリスチャン・アンデルセン文学賞を受賞。

村上春樹 Haruki Murakami 新潮社公式サイト

柴田元幸

シバタ・モトユキ

1954(昭和29)年、東京生れ。米文学者・東京大学名誉教授。翻訳家。『生半可な學者』で講談社エッセイ賞受賞。『アメリカン・ナルシス』でサントリー学芸賞受賞。トマス・ピンチョン著『メイスン&ディクスン』で日本翻訳文化賞受賞。翻訳の業績により早稲田大学坪内逍遙大賞受賞。アメリカ現代作家を精力的に翻訳するほか、著書も多数。文芸誌「MONKEY」の責任編集を務める。

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