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眠れる美女

川端康成/著

649円(税込)

発売日:1967/11/28

  • 文庫

横たわる全裸の美少女――
官能美が横溢するデカダンス文学の極致。

「女の子を起こそうとなさらないで下さいませよ。どんなに起こそうとなさっても、決して目をさましませんから……」老いを感じ始めた六十七歳の江口が通された部屋には、深紅のビロードのカーテンがかかり、布団の中では、若く美しい娘が裸のまま眠っていた。江口が娘に触れ、布団に入ろうとすると――。三島由紀夫が「デカダンス文学の逸品」と激賞した表題作。「片腕」「散りぬるを」を併録。

目次
眠れる美女
片腕
散りぬるを
解説 三島由紀夫
   浅田次郎

書誌情報

読み仮名 ネムレルビジョ
シリーズ名 新潮文庫
装幀 西川洋一郎「The Elements'16ーWind」第61回CWAJ現代版画展出品作品/装画、新潮社装幀室/デザイン
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
頁数 272ページ
ISBN 978-4-10-100250-7
C-CODE 0193
整理番号 か-1-15
ジャンル 文芸作品
定価 649円

著者プロフィール

川端康成

カワバタ・ヤスナリ

(1899-1972)1899(明治32)年、大阪生れ。東京帝国大学国文学科卒業。一高時代の1918(大正7)年の秋に初めて伊豆へ旅行。以降約10年間にわたり、毎年伊豆湯ケ島に長期滞在する。菊池寛の了解を得て1921年、第六次「新思潮」を発刊。新感覚派作家として独自の文学を貫いた。1968(昭和43)年ノーベル文学賞受賞。1972年4月16日、逗子の仕事部屋で自死。著書に『伊豆の踊子』『雪国』『古都』『山の音』『眠れる美女』など多数。

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