ホーム > 書籍詳細:あなたは、なぜ、つながれないのか―ラポールと身体知―

引きこもっても、ナンパをしても消えない虚しさから、豊かな対人関係を取り戻す方法。

あなたは、なぜ、つながれないのか―ラポールと身体知―

高石宏輔/著

649円(税込)

本の仕様

発売日:2020/01/01

読み仮名 アナタハナゼツナガレナイノカラポールトシンタイチ
装幀 寺田マユミ(digmeout)/カバー装画、新潮社装幀室/デザイン
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
ISBN 978-4-10-101691-7
C-CODE 0111
整理番号 た-129-1
ジャンル 文学・評論
定価 649円

他人が怖い、わからない。大学時代に引きこもり心身の変調に苦しんだ著者は、路上ナンパに活路を探ろうと、その後、一転欲望に溺れる日々を送る。同時にカウンセリングの知識も深めるうち、いずれの生活でも絶えず過度の緊張にしばられた自分に気づく。生きにくさの正体は何か。独善に逃げたがる心をみつめ、身体と心をフラ ットに結ぶボディーワークから、他人と深く理解しあう道を探る。

著者プロフィール

高石宏輔 タカイシ・ヒロスケ

1980(昭和55)年生れ。慶應義塾大学文学部仏文専攻中退。在学中からカウンセリングのトレーニングを受け始める。その後、スカウトマンを経てカウンセラーとして活動を開始。路上ナンパ講習も始める。2010(平成22)年からコミュニケーションについての独自のワークショップを開催し2019年12月現在に至る。著書に『声をかける』などがある。

目次

プロローグ
第1章 ありふれた日常には特別な発見がある
1 パターンを壊すことからコミュニケーションを始める
2 改善の方法は自分の中にある
3 環境から影響を受け、影響を与えてもいる自分に気づく
第2章 僕はコミュニケーションが苦手だった
1 くり返し思い浮かぶ失敗の記憶
2 話していても話せている気がしない
3 自分の話ばかりされる
4 寂しさからつまらない会話に縛られる
5 愚痴を言われ続ける
6 相手からどう見られているか気になってしまう
7 頑なな態度をとって、より頑なになっていく
8 反応すればいいわけではない
9 あんなに分かり合えたと思っていたのに
10 自分の中のイメージを捉えるところから話が始まる
11 ふと記憶が蘇るとき
第3章 コミュニケーションを見直すいくつかの方法について
1■オートマな自分をマニュアルにする
1 無意識の行為を自覚すること
2 さまざまな反応パターン
3 押し込められた感情
4 緊張した身体
5 動きに表れる自分
6 会話を思い出すことの意味
2■自分を観察する訓練
1 自分の動きを自覚する感性を磨くための訓練
2 身体全体にどのように力が入るのかを感じる
3 スワイショウ
4 雲手
5 歩く
第4章 同調がわかるとコミュニケーションが変わる
1■自分を感じて、他人を感じる
1 同調とは何か
2 同調したらどうなるのか
3 同調するために自分を観察する
4 相手に意識を向ける
2■同調の訓練
1 同調することで得られるもの
2 腕回し――他人との同調の精度を高めるエクササイズ
3 鏡の雲手――触れずに同調の精度を高めるエクササイズ
4 ただし、トレーニングはトレーニングでしかない
3■同調の質をより高めるために
1 自分のコミュニケーションのパターンを見直す
2 自分の心身を、他人をそのまま映すための人形として扱う
3 リーディング
4 他人に意識を向けたときに生まれる緊張を丁寧に扱う
5 喫茶店でトレーニングをする
6 催眠誘導文を効果的に読むために
7 自分を感じて、他人に意識を向けるための誘導文
8 一瞬で感じられたものだけを大切にする
9 自分と他人に同時に意識を向ける
第5章 自分自身で変化を生み出すシステム
1 機会を与え、観察する/より観察すると自然に動く
2 新しい感覚が生まれるのを待つ
3 やりたくなるまで待つ
4 悩みを解決するために硬直した筋肉をほぐす
5 自分の中の曖昧な感覚に留まると気持ちが自覚できる
6 葛藤に留まる
7 空間と他人を認識する
8 感情を自覚する
9 イメージはしない
10 感覚・感情の解体と再構築
11 感じ方が変わったことを確認してみる
12 与えられることによって停滞することもある
第6章 トランスを「生きるための技術」として考える
1 意識は内側に向いているか、外側に向いているか、それとも両方に向いているか
2 話を聞くこと
3 知らないうちに自分に対する観察を失うように誘導されている
4 内側に意識を向けて現実逃避をする
5 失敗したときに感情に意識を向けてトランスに入る
6 高揚感に流されず、自分が避けているものを誠実に見つめてみる
7 くり返されるテーマ
第7章 騙すこと、依存させること
1 路上販売の天才
2 信じ込んでみること
3 騙す、洗脳する、依存させることにある寂しさ
4 話の方向性を誘導する
5 「周りが悪い」か、「自分に改善するところがある」か
6 依存される方法とされない方法
7 他人を前にして自分の欲に没頭したら危険な理由
8 観察力は自らの動きを知ることで鍛えられる
9 悪口のリスク
第8章 人の話を聴くということ
1 カウンセリングとは
2 「思い込み」が閉じ込められた言葉
3 外から見て美しいか
4 時間を細分化し、観察する層を増やす
5 相手の感情に反応すると、話が流れ始める
6 感じる主体を増やす
7 意識できる部分を増やしていくコツ
8 分割する
9 相手がすでに持っているものは何か――リソースについて
10 相手の話をただ聴くことができない理由
11 対話の中でのアドバイスの弊害
12 褒めることの弊害
13 話者のイメージの中に留まる
14 コミュニケーションのパターンが変わるとき
15 自己嫌悪を味わわせないことの重要性
16 解決よりも大事なこと
17 感覚を味わうことのモデル・ケース
18 相手の話からイメージを作っていく
19 誘導とは何か
20 価値観ではなく、感覚を育む機会を作る
21 他人を受け取る
文庫版あとがき
解説 文月悠光

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