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ウルトラセブンが「音楽」を教えてくれた

青山通/著

572円(税込)

発売日:2020/02/28

  • 文庫

人気番組の最終回にかかるクラシック音楽の正体を突き止めるまでの、感動的な冒険。

1968年、7歳の少年はテレビで放映されていた「ウルトラセブン」最終回に衝撃を受ける。主人公のダン隊員がアンヌ隊員に自分の正体を告げる瞬間、オーケストラとピアノ・ソロの感動的な音楽がかかるのだ。この曲はなになのか? 誰がいつどこで弾いたのか? それを突き止めるまでの7年の彷徨を振り返りながら、そのプロセスを経て、クラシック音楽鑑賞の醍醐味を知るまでを感動的に描く。

目次
まえがき
第1章 衝撃の最終回とシューマンのピアノ協奏曲
1 1960年代後半という時代
2 異なる種族同士の共生は、はたして可能なのか
3 最終回、そしてその劇的な音楽
4 最終回の「音楽」を探して
5 最終回の「演奏」を探して
6 カラヤン/リパッティ盤の録音が生まれた背景
7 なぜ最終回にカラヤン/リパッティ盤が選ばれたのか
クララ・ハスキルのシューマン
8 そして現在へ
カラヤン/ツィマーマン盤のシューマン
第2章 ウルトラセブン 音楽から見たオススメ作品
1 音楽と物語が密接に関連した3作
第43話「第四惑星の悪夢」
第6話「ダーク・ゾーン」
第8話「狙われた街」
2 音楽が突出して印象的な5作
第29話「ひとりぼっちの地球人」
第31話「悪魔の住む花」
第25話「零下140度の対決」
第42話「ノンマルトの使者」
第39、40話「セブン暗殺計画 前篇・後編」
【Appendix】
ウルトラセブンから広がる音楽の楽しみ
1 アルゲリッチのピアノ
2 アバドの指揮
3 ギーゼキングのピアノ
同じ曲を違う演奏で聴く楽しみ方
あとがき
文庫版へのあとがき 〜出版後日談
セブンはぼくらの「文化」だ! 木村元
解説 片山杜秀
「ウルトラセブン」音楽リスト
主要参考文献

書誌情報

読み仮名 ウルトラセブンガオンガクヲオシエテクレタ
シリーズ名 新潮文庫
装幀 (C)円谷プロ/カバー装画、青木義和/楽譜、新潮社装幀室/デザイン
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
頁数 224ページ
ISBN 978-4-10-101861-4
C-CODE 0195
整理番号 あ-101-1
ジャンル ノンフィクション
定価 572円

著者プロフィール

青山通

アオヤマ・トオル

1960(昭和35)年東京都世田谷区出身、2020年2月現在、同区砧に在住。1984年早稲田大学卒業。音楽之友社にて『週刊FM』、書籍、ムック等の編集、その後数社を経てフリーランス。本名の青野泰史名義で編集、マーケティング、青山通名義で執筆を行う。著書に『ウルトラセブンが「音楽」を教えてくれた』、『ウルトラセブン・スコア・リーディング 冬木透の自筆楽譜で読み解くウルトラセブン最終回』がある。クラシック音楽から欅坂46まで、幅広い音楽領域に関心を持つ。

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