
青年
693円(税込)
発売日:1948/12/17
- 文庫
作家への憧れ、未亡人への恋、生きることへの不安……。美青年・小泉純一の成長を描く、『三四郎』と並ぶ傑作青春小説。
作家を志して上京した青年小泉純一は、有名な作家を訪ねたり、医科大学生大村に啓発されたりして日々を過す一方、劇場で知りあった謎の目をもつ坂井未亡人とも交渉を重ねる。しかし、夫人を追ってきた箱根で、夫人が美しい肉の塊にすぎないと感じた時純一は、今こそ何か書けそうな気がしてくるのだった。――青春の事件を通して、一人の青年の内面の成長過程を追求した長編。
書誌情報
読み仮名 | セイネン |
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シリーズ名 | 新潮文庫 |
発行形態 | 文庫 |
判型 | 新潮文庫 |
頁数 | 336ページ |
ISBN | 978-4-10-102002-0 |
C-CODE | 0193 |
整理番号 | も-1-2 |
ジャンル | 文芸作品 |
定価 | 693円 |