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蜘蛛の糸・杜子春

芥川龍之介/著

352円(税込)

発売日:1968/11/19

書誌情報

読み仮名 クモノイトトシシュン
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
ISBN 978-4-10-102503-2
C-CODE 0193
整理番号 あ-1-3
ジャンル 文芸作品
定価 352円
電子書籍 価格 352円
電子書籍 配信開始日 2008/05/01

〈救い〉とは何だろう? 文学が最後にたどりつく永遠のテーマ〈救済〉を静かな筆致でとらえた傑作。

地獄に落ちた男が、やっとのことでつかんだ一条の救いの糸。ところが自分だけが助かりたいというエゴイズムのために、またもや地獄に落ちる「蜘蛛の糸」。大金持ちになることに愛想がつき、平凡な人間として自然のなかで生きる幸福をみつけた「杜子春」。魔法使いが神の裁きを受ける神秘的な「アグニの神」。少年少女のために書かれた、健康で明るく、人間性豊かな作品集。

  • 映画化
    蜘蛛の糸(2011年9月公開)
  • 映画化
    トロッコ(2010年5月公開)
目次
蜘蛛の糸
犬と笛
蜜柑
魔術
杜子春
アグニの神
トロッコ
仙人
猿蟹合戦
注解 神田由美子
芥川龍之介 人と文学 三好行雄
『蜘蛛の糸・杜子春』について 吉田精一
年譜

どういう本?

タイトロジー(タイトルを読む)

幸(さいわい)、側(そば)を見ますと、翡翠のような色をした蓮の葉の上に、極楽の蜘蛛が一匹、美しい銀色の糸をかけております。御釈迦様はその蜘蛛の糸をそっと御手に御取りになって、玉のような白蓮の間から、遥か下にある地獄の底へ、まっすぐにそれを御下しなさいました。(本書9ページ)

著者プロフィール

芥川龍之介

アクタガワ・リュウノスケ

(1892-1927)東京生れ。東京帝大英文科卒。在学中から創作を始め、短編「鼻」が夏目漱石の激賞を受ける。その後今昔物語などから材を取った王朝もの「羅生門」「芋粥」「藪の中」、中国の説話によった童話「杜子春」などを次々と発表、大正文壇の寵児となる。西欧の短編小説の手法・様式を完全に身に付け、東西の文献資料に材を仰ぎながら、自身の主題を見事に小説化した傑作を多数発表。1925(大正14)年頃より体調がすぐれず、「唯ぼんやりした不安」のなか、薬物自殺。「歯車」「或阿呆の一生」などの遺稿が遺された。

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