
天誅の剣
693円(税込)
発売日:2021/08/30
- 文庫
- 電子書籍あり
その時、正義は血に染まった! 幕末明治の激流を駈けた男が、その果てに見たものは――。
幕末師走。長州藩の志士山尾庸三と伊藤俊輔は、夜の九段坂で暗殺を決行した。義挙と信じていたが、改革派の村田蔵六から厳しく 責される。翌年、二人は村田の助力で仲間と密航、ロンドンでその先進性に驚愕した! だが帰国してみると、世は守旧の激徒が暗躍し、村田の身にも危機が――。時は流れ、ハルビン駅頭。韓国併合に反対の伊藤は、凶弾に斃れた。〈天誅〉を主題に描く渾身の歴史小説。
目次
国学者斬殺
立志気高く
藩邸埋藏金
恥を忍びてゆく旅は
豚と半熟たまご
首都地中を走る
二人の決断
攘夷の血祭り
勝者のように
死の淵で
月下の挙兵
芸子見習い小梅
心事夢の如し
血塗りの腕
狂喜する声
天誅の果て
立志気高く
藩邸埋藏金
恥を忍びてゆく旅は
豚と半熟たまご
首都地中を走る
二人の決断
攘夷の血祭り
勝者のように
死の淵で
月下の挙兵
芸子見習い小梅
心事夢の如し
血塗りの腕
狂喜する声
天誅の果て
あとがき
書誌情報
読み仮名 | テンチュウノケン |
---|---|
シリーズ名 | 新潮文庫 |
装幀 | 浅野隆広/カバー装画、新潮社装幀室/デザイン |
発行形態 | 文庫、電子書籍 |
判型 | 新潮文庫 |
頁数 | 352ページ |
ISBN | 978-4-10-103181-1 |
C-CODE | 0193 |
整理番号 | や-86-1 |
ジャンル | 文学・評論 |
定価 | 693円 |
電子書籍 価格 | 693円 |
電子書籍 配信開始日 | 2021/08/30 |
著者プロフィール
八木荘司
ヤギ・ソウジ
兵庫県加古川市出身。京都大学文学部卒業後、産経新聞社に入社。大阪本社社会部長、論説委員長などを歴任。1987(昭和62)年、ノンフィクション『原告・宮津裕子』を発表。1992(平成4)年、ソウル五輪を題材にした小説『ソウルに消ゆ』で日本推理サスペンス大賞を受賞(筆名・有沢創司)。以後、『ガイアの季節』『三たびの銃声』『終りなき伝説』『天誅の剣』などを刊行。その他、日本の古代史をノンフィクションの手法で描く『古代からの伝言』や、『遥かなる大和』『青雲の大和』『大和燃ゆ』の古代史三部作等の著作がある。
この本へのご意見・ご感想をお待ちしております。
感想を送る