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駅前旅館

井伏鱒二/著

605円(税込)

発売日:1960/12/19

  • 文庫
  • 電子書籍あり

日本映画史上に輝く人情喜劇「駅前シリーズ」第1作原作! 抱腹絶倒傑作ユーモア小説。

昭和30年代初頭、東京は上野駅前の団体旅館。子供のころから女中部屋で寝起きし、長じて番頭に納まった主人公が語る宿屋稼業の舞台裏。業界の符牒に始まり、お国による客の性質の違い、呼込みの手練手管……。美人おかみの飲み屋に集まる番頭仲間の奇妙な生態や、修学旅行の学生らが巻き起こす珍騒動を交えつつ、時代の波に飲み込まれていく老舗旅館の番頭たちの哀歓を描いた傑作ユーモア小説。

書誌情報

読み仮名 エキマエリョカン
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 224ページ
ISBN 978-4-10-103405-8
C-CODE 0193
整理番号 い-4-5
ジャンル 文芸作品、文学賞受賞作家
定価 605円
電子書籍 価格 506円
電子書籍 配信開始日 2014/04/11

著者プロフィール

井伏鱒二

イブセ・マスジ

(1898-1993)広島県生れ。本名、満寿二。中学時代は画家を志したが、長兄のすすめで志望を文学に変え、1917(大正6)年早大予科に進む。1929(昭和4)年「山椒魚」等で文壇に登場。1938年「ジョン万次郎漂流記」で直木賞を、1950年「本日休診」他により読売文学賞を、1966年には「黒い雨」で野間文芸賞を受けるなど、受賞多数。1966年、文化勲章受賞。

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