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闇抜け─密命船侍始末─

仁志耕一郎/著

825円(税込)

発売日:2025/08/28

  • 文庫

密命は〈闇バイト〉だった──。下級藩士に下された苛酷な命令とは。傑作時代小説!

富山藩の下級藩士・金盛連七郎は失業の身。ある日、重臣・寺西左膳から〈抜け荷〉の密命が下る。成功の暁には復職を約束する、と。ご法度と知りつつ、連七郎には選択肢はない。苛酷な決死行は富山から蝦夷・薩摩を経て再び戻る日本一周。そのなかで連七郎は侍以外の人々に初めて出会う。荒くれの船乗り、大商人、アイヌの美しい娘。旅の終わりに湧いてくる感慨とは。男たちの転機を描く傑作。

書誌情報

読み仮名 ヤミヌケミツメイセンサムライシマツ
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
頁数 400ページ
ISBN 978-4-10-104633-4
C-CODE 0193
整理番号 に-34-3
ジャンル 歴史・時代小説
定価 825円

著者プロフィール

仁志耕一郎

ニシ・コウイチロウ

1955(昭和30)年、富山県生まれ。東京造形大学を卒業後、広告会社に勤務。2012(平成24)年『玉兎の望』で小説現代長編新人賞、『無名の虎』で朝日時代小説大賞を受賞し、作家デビュー。2013年、同2作で歴史時代作家クラブ賞新人賞を受賞。著書に、『玉繭の道』『とんぼさま』『松姫はゆく』『家康の遺言』『按針』『凛と咲け』の他、七代目市川團十郎を主人公にした『花と茨』がある。東京・深川で長く暮らす。2024年9月現在、山梨県在住。

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