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日本の伝説

柳田国男/著

473円(税込)

発売日:1977/01/25

  • 文庫

最古の神話、最高の物語。親から子へ、子から孫へ、二千年間語り継がれる詞章の結晶。

道ばたの石や木、小さな池や山も、遠い昔から言い伝えられてきた伝説で彩られている。かつては私たちの身近にいくつも伝えられ、民間信仰と結びついて生活の一部となっていた伝説。「咳のおば様」「山の背くらべ」「神いくさ」など、今では語る人も少なく、忘れ去られようとしている伝説の数々を、民俗学の先駆者が、全国からくまなく採集し、美しく平易な文章で後世に残さんとした名著。

目次
再び世に送る言葉
はしがき
咳のおば様
驚き清水
大師講の由来
片目の魚
機織り御前
御箸成長
行逢阪
袂石
山の背くらべ
神いくさ
伝説と児童
伝説分布表
解説
年譜
索引

書誌情報

読み仮名 ニホンノデンセツ
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
頁数 256ページ
ISBN 978-4-10-104702-7
C-CODE 0139
整理番号 や-15-2
ジャンル 哲学・思想
定価 473円

著者プロフィール

柳田国男

ヤナギタ・クニオ

(1875-1962)兵庫県生れ。東京帝大法科卒。農商務省に入り、法制局参事官、貴族院書記官長を歴任。のち朝日新聞社に入り、国際連盟委任統治委員も務める。その間、1909(明治42)年に『後狩詞記』を刊行、1913(大正2)年には雑誌「郷土研究」を創刊、1935(昭和10)年には民間伝承の会(のちの日本民俗学会)を創始して、日本民俗学の確立と研究の普及に努めた。1951年文化勲章受章。『遠野物語』をはじめとした膨大な著作は『定本柳田国男集』全36巻に収められている。

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