花ざかりの森・憂国
693円(税込)
発売日:2020/10/28
- 文庫
「今夜腹を切る」「お供をさせていただきとうございます」
二・二六事件で逆賊と断じられた親友を討たねばならぬ懊悩(おうのう)に、武山中尉は自刃を決意する。夫の覚悟に添う夫人との濃厚極まる情交と壮絶な最期を描く、エロスと死の真骨頂「憂国」。16歳の実質的デビュー作「花ざかりの森」、著者の生涯にわたる文学的テーマを内包した「中世に於ける一殺人常習者の遺せる哲学的日記の抜萃」等13編。多彩な魅力の自選短編集。【新装版】
目次
花かざりの森
中世に於ける一殺人常習者の遺せる哲学的日記の抜萃
遠乗会
卵
詩を書く少年
海と夕焼
新聞紙
牡丹
橋づくし
女方
百万円煎餅
憂国
月
中世に於ける一殺人常習者の遺せる哲学的日記の抜萃
遠乗会
卵
詩を書く少年
海と夕焼
新聞紙
牡丹
橋づくし
女方
百万円煎餅
憂国
月
解説 三島由紀夫
佐藤秀明
書誌情報
読み仮名 | ハナザカリノモリユウコク |
---|---|
シリーズ名 | 新潮文庫 |
装幀 | 新潮社装幀室/デザイン |
発行形態 | 文庫 |
判型 | 新潮文庫 |
頁数 | 352ページ |
ISBN | 978-4-10-105041-6 |
C-CODE | 0193 |
整理番号 | み-3-2 |
ジャンル | 文芸作品 |
定価 | 693円 |
著者プロフィール
三島由紀夫
ミシマ・ユキオ
(1925-1970)東京生れ。本名、平岡公威(きみたけ)。1947(昭和22)年東大法学部を卒業後、大蔵省に勤務するも9ヶ月で退職、執筆生活に入る。1949年、最初の書き下ろし長編『仮面の告白』を刊行、作家としての地位を確立。主な著書に、1954年『潮騒』(新潮社文学賞)、1956年『金閣寺』(読売文学賞)、1965年『サド侯爵夫人』(芸術祭賞)等。1970年11月25日、『豊饒の海』第四巻「天人五衰」の最終回原稿を書き上げた後、自衛隊市ヶ谷駐屯地で自決。ミシマ文学は諸外国語に翻訳され、全世界で愛読される。
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