
絆―棋士たち 師弟の物語―
1,100円(税込)
発売日:2024/04/24
- 文庫
伝えたのは技術ではなく、魂。7組の師匠と弟子に徹底取材した本格ノンフィクション。
将棋棋士には必ず師匠が存在する。そこに、師弟関係が生まれる――。これが8歳の子の大局観か。佐藤天彦と対局した中田功はそう感じた。なんていい将棋なんだろう。桐山清澄の好手に豊島将之は感嘆した。棋士16名への徹底取材から、弟子に対する想い、師への敬愛、そして勝負に人生を賭けた男たちの素顔が浮かび上がる。絶賛を浴びた本格ノンフィクション。杉本昌隆・藤井聡太の特別対談を収録。
目次
はじめに
第一章 中田功八段×佐藤天彦九段
「弟子が叶えた師への恩返し」
第二章 畠山鎮八段×斎藤慎太郎八段
「少年時代に交わした二つの約束」
第三章 木村一基九段×高野智史六段
「遠い背中を見つめて」
第四章 淡路仁茂九段×久保利明九段
「本当の恩返しとは」
第五章 勝浦修九段×広瀬章人九段
「鷹揚流でつかんだ竜王位」
第六章 石田和雄九段×高見泰地七段
「悩めるシンデレラボーイが歩んだ一年」
第七章 桐山清澄九段×豊島将之九段
「二人の師匠」
第八章 杉本昌隆八段×藤井聡太八冠
師弟対談「将棋の真理を目指して」
おわりに
文庫版あとがき
書誌情報
読み仮名 | キズナキシタチシテイノモノガタリ |
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シリーズ名 | 新潮文庫 |
装幀 | 野澤亘伸/カバー写真、新潮社装幀室/デザイン |
発行形態 | 文庫 |
判型 | 新潮文庫 |
頁数 | 448ページ |
ISBN | 978-4-10-105251-9 |
C-CODE | 0195 |
整理番号 | の-20-1 |
ジャンル | 趣味・実用 |
定価 | 1,100円 |
著者プロフィール
野澤亘伸
ノザワ・ヒロノブ
1968年(昭和43)年、栃木県生れ。上智大学法学部卒。1993(平成5)年より「FLASH」専属カメラマンとして、事件、芸能、スポーツなどを担当。フリーとして海外取材、タレントグラビアなど幅広く活動し、人物としての将棋棋士に魅せられる。2018年、ノンフィクション『師弟 棋士たち 魂の伝承』を発表。同書と「将棋世界」誌掲載の「少年時代に交わした二つの約束」で2019(令和元)年、将棋ペンクラブ大賞文芸部門大賞を受賞する。著書に、師弟シリーズの続編『絆 棋士たち 師弟の物語』、将棋棋士を題材にした写真集に『棋士の瞬き』がある。
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