
こんなふうに死にたい
473円(税込)
発売日:1992/12/22
- 文庫
- 電子書籍あり
北海道の別荘で聞いた、屋根の上の不思議な足音――。それは霊から私への最初のメッセージだった。以来、頻繁に届けられるメッセージ、死者が投げかける合図の意味を探り、私は死後の世界や祖父のこと、やがて訪れる自らの死へと思いを深めていく。こんなふうに死にたいと考えることは、より素晴らしい生を望むこと。いまだ科学では計れない霊体験をあるがままに綴ったエッセイ。
目次
父の死から学んだこと
屋根の上の不思議な足音
佐藤家の過激な血脈
さまよう霊たちからのメッセージ
大いなるものの意志
前世の我が故郷・ウラカワ
死後の世界を考える
煩悩の頭剃りかね昼寝する
アイデンティティの深化/河合隼雄
霊を受け入れる柔和質直な心/美輪明宏
書誌情報
読み仮名 | コンナフウニシニタイ |
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シリーズ名 | 新潮文庫 |
発行形態 | 文庫、電子書籍 |
判型 | 新潮文庫 |
頁数 | 176ページ |
ISBN | 978-4-10-106412-3 |
C-CODE | 0195 |
整理番号 | さ-20-2 |
ジャンル | エッセー・随筆、評論・文学研究、文学賞受賞作家、倫理学・道徳、ノンフィクション、ビジネス・経済 |
定価 | 473円 |
電子書籍 価格 | 418円 |
電子書籍 配信開始日 | 2017/01/13 |
著者プロフィール
佐藤愛子
サトウ・アイコ
1923(大正12)年、大阪市生れ。甲南高女卒。小説家・佐藤紅緑を父に、詩人・サトウハチローを兄に持つ。1950(昭和25)年「文藝首都」同人となり処女作を発表。1960年「文學界」に掲載された「冬館」で文壇に認められ、1969年『戦いすんで日が暮れて』で直木賞を、1979年に『幸福の絵』で女流文学賞を受賞。佐藤家の人々の凄絶な生きかたを、ありありと描いた大河小説『血脈』で、2000(平成12)年菊池寛賞を、2015年『晩鐘』で紫式部文学賞を受賞する。ユーモラスなエッセイにもファンが多く、2016年『九十歳。何がめでたい』が大ベストセラーとなった。2017年、旭日小綬章を受章。
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