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蒼ざめた礼服

松本清張/著

1,210円(税込)

発売日:2011/01/28

  • 文庫
  • 電子書籍あり

変哲のない〈古雑誌〉と巨費が注ぎ込まれる〈新型潜水艦〉。二つを結ぶものは何か? 国防計画の闇を抉った社会派ミステリーの金字塔。

大学卒業から四年。就職難で仕方なく入った会社の仕事に男は気が乗らない。だが、古本屋でふと手にした雑誌をきっかけに、政財界の裏で活動する柿坂経済研究所に入るや、持ち前の好奇心を発揮し始めた。しかし、独自に探っていた謎に、国会でも注目の特殊潜水艦の建造計画が絡んで、殺人事件まで相次ぎ……。国防問題と巨大軍需産業の闇を背景に描かれた白熱の社会派ミステリー。

書誌情報

読み仮名 アオザメタレイフク
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 752ページ
ISBN 978-4-10-110926-8
C-CODE 0193
整理番号 ま-1-26
ジャンル 文学賞受賞作家
定価 1,210円
電子書籍 価格 990円
電子書籍 配信開始日 2012/08/01

著者プロフィール

松本清張

マツモト・セイチョウ

(1909-1992)福岡県小倉市(現・北九州市小倉北区)生れ。給仕、印刷工など種々の職を経て朝日新聞西部本社に入社。41歳で懸賞小説に応募、入選した『西郷札』が直木賞候補となり、1953(昭和28)年、『或る「小倉日記」伝』で芥川賞受賞。1958年の『点と線』は推理小説界に“社会派”の新風を生む。生涯を通じて旺盛な創作活動を展開し、その守備範囲は古代から現代まで多岐に亘った。

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