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憎悪の依頼

松本清張/著

781円(税込)

発売日:1982/09/28

  • 文庫
  • 電子書籍あり

犯罪者のいびつな心理! 嫉妬に火をつけた一通の手紙。男は恐ろしい報復を企てた――。

私の殺人犯罪の原因は、川倉甚太郎との金銭貸借ということになっている。――金銭のもつれから友人を殺害した男が刑の確定後に、秘められた動機を語る表題作。女性が失踪し、カメラだけが北海道でみつかった。死体は発見されず、容疑者の新進画家には堅牢なアリバイがある。巧みなトリックを生かした「すずらん」など、多彩な魅力溢れる全10編を収録した傑作短編集。

目次
憎悪の依頼
美の虚像
すずらん
女囚
文字のない初登攀
絵はがきの少女
大臣の恋
金環食
流れの中に
壁の青草
解説 権田萬冶

書誌情報

読み仮名 ゾウオノイライ
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 352ページ
ISBN 978-4-10-110951-0
C-CODE 0193
整理番号 ま-1-45
ジャンル ミステリー・サスペンス・ハードボイルド、文学賞受賞作家
定価 781円
電子書籍 価格 572円
電子書籍 配信開始日 2012/08/01

著者プロフィール

松本清張

マツモト・セイチョウ

(1909-1992)福岡県小倉市(現・北九州市小倉北区)生れ。給仕、印刷工など種々の職を経て朝日新聞西部本社に入社。41歳で懸賞小説に応募、入選した『西郷札』が直木賞候補となり、1953(昭和28)年、『或る「小倉日記」伝』で芥川賞受賞。1958年の『点と線』は推理小説界に“社会派”の新風を生む。生涯を通じて旺盛な創作活動を展開し、その守備範囲は古代から現代まで多岐に亘った。

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