巴里茫々
440円(税込)
発売日:2014/09/29
- 文庫
- 電子書籍あり
『どくとるマンボウ航海記』のパリ、『白きたおやかな峰』のカラコルム。珠玉の短編集。
古い歴史と街並と親しい友人との憶い出が重なる、懐かしい都会、巴里――『どくとるマンボウ航海記』時代のパリを舞台に、若き日に思いをはせる表題作。山岳小説の傑作『白きたおやかな峰』で描いたカラコルム――その地を二十六年ぶりに再訪し、参加した登山隊で出会った心優しき案内人を探し当てる「カラコルムふたたび」。二つの旅の記憶が走馬灯のように甦る、詩情溢れる二編。
目次
巴里茫々
カラコルムふたたび
カラコルムふたたび
書誌情報
読み仮名 | パリボウボウ |
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シリーズ名 | 新潮文庫 |
発行形態 | 文庫、電子書籍 |
判型 | 新潮文庫 |
頁数 | 160ページ |
ISBN | 978-4-10-113163-4 |
C-CODE | 0193 |
整理番号 | き-4-62 |
ジャンル | エッセー・随筆、文学賞受賞作家 |
定価 | 440円 |
電子書籍 価格 | 484円 |
電子書籍 配信開始日 | 2015/03/27 |
著者プロフィール
北杜夫
キタ・モリオ
(1927-2011)本名・斎藤宗吉。東京青山生れ。旧制松本高等学校を経て、東北大学医学部を卒業。神経科専攻。1960年、半年間の船医としての体験をもとに『どくとるマンボウ航海記』を刊行。同年、『夜と霧の隅で』で芥川賞を受賞。その後、『楡家の人びと』(毎日出版文化賞)、『輝ける碧き空の下で』(日本文学大賞)などの小説、歌集『寂光』を発表する一方、「マンボウ・シリーズ」や『あくびノオト』などユーモアあふれるエッセイでも活躍した。父、斎藤茂吉の生涯をつづった「茂吉四部作」により大佛次郎賞受賞。
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