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硫黄島に死す

城山三郎/著

825円(税込)

発売日:1984/07/27

  • 文庫
  • 電子書籍あり

生は悪、死は善。硫黄島戦記の頂点に立つ表題作ほか、戦争小説全7編を収録。

〈硫黄島玉砕〉のニュースが流れた四日後、ロサンゼルス・オリンピック馬術大障碍の優勝者・西中佐は、なお残存者を率いて戦い続けていた。馬術という最も貴族的で欧米的なスポーツを愛した軍人の栄光と、豪胆さゆえの悲劇を鮮烈に描いて文藝春秋読者賞を受賞した表題作。ほかに「基地はるかなり」「軍艦旗はためく丘に」など、著者の戦争体験と深くかかわった作品全7編を収める。

目次
硫黄島に死す
基地はるかなり
草原の敵
青春の記念の土地
軍艦旗はためく丘に
着陸復航せよ
断崖
解説 高野 昭

書誌情報

読み仮名 イオウジマニシス
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 384ページ
ISBN 978-4-10-113316-4
C-CODE 0193
整理番号 し-7-16
ジャンル 文学賞受賞作家
定価 825円
電子書籍 価格 572円
電子書籍 配信開始日 2012/10/01

著者プロフィール

城山三郎

シロヤマ・サブロウ

(1927-2007)名古屋生れ。海軍特別幹部練習生として終戦を迎える。一橋大学を卒業後、愛知学芸大に奉職し、景気論等を担当。1957(昭和32)年、『輸出』で文学界新人賞を、翌年『総会屋錦城』で直木賞を受賞し、経済小説の開拓者となる。吉川英治文学賞、毎日出版文化賞を受賞した『落日燃ゆ』の他、『男子の本懐』『官僚たちの夏』『秀吉と武吉』『もう、きみには頼まない』『指揮官たちの特攻』等、多彩な作品群は幅広い読者を持つ。2002(平成14)年、経済小説の分野を確立した業績で朝日賞を受賞。

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