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人生には遠回りでしか辿りつけない場所がある。幼馴染との恋を描いた表題作他、心に沁みる十一篇。

  • テレビ化火曜ドラマ 山本周五郎時代劇 武士の魂(2017年4月放映)

艶書

山本周五郎/著

649円(税込)

本の仕様

発売日:1983/12/27

読み仮名 エンショ
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
ISBN 978-4-10-113445-1
C-CODE 0193
整理番号 や-2-44
ジャンル 歴史・時代小説、文学賞受賞作家
定価 649円
電子書籍 価格 616円
電子書籍 配信開始日 2012/07/01

宵節句の宴で七重は隣家の出三郎の袂に艶書を入れる。しかし、部屋住みでうだつがあがらないと思っている出三郎には、それが誰からのものかわからないまま、七重は他家へ嫁してゆく。廻り道をしてしか実らぬ恋を描く「艶書」。愛する男を立ち直らせるために、自ら愛着を断つ女心のかなしさを謳った「憎いあん畜生」。著者が娯楽小説として初めて世に問うた「だだら団兵衛」など全11編。

著者プロフィール

山本周五郎 ヤマモト・シュウゴロウ

(1903-1967)山梨県生れ。横浜市の西前小学校卒業後、東京木挽町の山本周五郎商店に徒弟として住み込む。1926年「須磨寺附近」が「文藝春秋」に掲載され、文壇出世作となった。『日本婦道記』が1943年上期の直木賞に推されたが、受賞を固辞。以後、「柳橋物語」「寝ぼけ署長」「栄花物語」「樅ノ木は残った」「赤ひげ診療譚」「五瓣の椿」「青べか物語」「虚空遍歴」「季節のない街」「さぶ」「ながい坂」と死の直前まで途切れなく傑作を発表し続けた。

目次

だだら団兵衛
槍術年代記
本所霙河岸
金作行状記
憎いあん畜生
城を守る者
五月雨日記
宵闇の義賊
艶書
可笑記
花咲かぬリラ
解説 木村久邇典

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