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この男心、女には理解できまい。き真面目な若侍の不運を描く表題作他、哀歓入り交じる短編集。

与之助の花

山本周五郎/著

649円(税込)

本の仕様

発売日:1992/09/30

読み仮名 ヨノスケノハナ
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
ISBN 978-4-10-113458-1
C-CODE 0193
整理番号 や-2-57
ジャンル 文芸作品、文学賞受賞作家
定価 649円
電子書籍 価格 616円
電子書籍 配信開始日 2012/07/01

ふとした不始末からごろつき侍にゆすられる身となった与之助が、思いを寄せていた娘から身を引き、ごろつきを斬って切腹するまでの心の様を描いた表題作。わがままで武術自慢の藩主の娘を、一介の藩士が無遠慮にこらしめる「奇縁無双」。維新戦争に赴いた恋人の帰りを40年間も待つ女心を哀切に謳った「春いくたび」。ほかに「一代恋娘」「友のためではない」など全13編を収める。

著者プロフィール

山本周五郎 ヤマモト・シュウゴロウ

(1903-1967)山梨県生れ。横浜市の西前小学校卒業後、東京木挽町の山本周五郎商店に徒弟として住み込む。1926年「須磨寺附近」が「文藝春秋」に掲載され、文壇出世作となった。『日本婦道記』が1943年上期の直木賞に推されたが、受賞を固辞。以後、「柳橋物語」「寝ぼけ署長」「栄花物語」「樅ノ木は残った」「赤ひげ診療譚」「五瓣の椿」「青べか物語」「虚空遍歴」「季節のない街」「さぶ」「ながい坂」と死の直前まで途切れなく傑作を発表し続けた。

目次

恋芙蓉
孤島
非常の剣
磔又七
武道宵節句
一代恋娘
奇縁無双
春いくたび
与之助の花
万太郎船
噴上げる花
友のためではない
世間
解説 木村久邇典

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