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この人を愛している。ただそれだけで、私は強くも、優しくも、弱くも、ずるくもなれる。

日本婦道記

山本周五郎/著

961円(税込)

本の仕様

発売日:2018/11/01

読み仮名 ニホンフドウキ
装幀 伊藤若冲「菊」 『若冲画譜』(芸艸堂刊)より/カバー装画、新潮社装幀室/デザイン
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
ISBN 978-4-10-113481-9
C-CODE 0193
整理番号 や-3-6
ジャンル 文学賞受賞作家、文学賞受賞作家
定価 961円

妻が死んだ。久方ぶりにその手を握り、はっとする。酷く荒れていた。金銭で困らせたことはなく、優雅な生活を送っているとばかり思っていたのに、その手は正に働く女の手であった――(「松の花」)。厳しい武家社会の中で家族のために生き抜いた女性たちの、清々しいまでの強靱さと、凜然たる美しさや哀しさが溢れる三十一の名編。

著者プロフィール

山本周五郎 ヤマモト・シュウゴロウ

(1903-1967)山梨県に生まれる。本名は清水三十六(さとむ)。小学校卒業後、銀座の質屋で奉公、後に筆名としてその名を借りることになる店主・山本周五郎の庇護のもと、同人誌などに小説を書き始める。1926年、「文藝春秋」に『須磨寺附近』を発表、文壇デビューを果たした。その後15年近く不遇の時代が続くが、やがて時代小説の分野で認められはじめる。『日本婦道記』(1942-1946)で直木賞に推されるがこれを辞退、生涯で一個の賞も受けることはなかった。『樅ノ木は残った』(1958)、『赤ひげ診療譚』(1958)、『おさん』(1961)など次々と名作を発表し、人間に対する深い愛と洞察力で多くの読者の支持を得た。中でも『青べか物語』(1960)は著者畢生の名作として名高い。

目次

松の花
梅咲きぬ
箭竹
笄堀
忍緒

春三たび
不断草
障子
阿漕の浦
藪の蔭

横笛
郷土
雪しまく峠
髪かざり
糸車
菊の系図
尾花川
桃の井戸
壱岐ノ島
竹槍
蜜柑畑
おもかげ
二粒の飴
花の位置
墨丸
二十三年
萱笠
風鈴
小指
 山本周五郎と私 乙川優三郎
 解説 服部康喜

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