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寝ぼけ署長

山本周五郎/著

781円(税込)

発売日:2019/03/28

  • 文庫

“寝ぼけ署長”こと五道三省が人情味溢れる方法で難事件を解決。周五郎唯一の警察小説。

五年の在任中、署でも官舎でもぐうぐう寝てばかり。転任が決るや、別れを悲しんで留任を求める市民が押し寄せ大騒ぎ。罪を憎んで人を憎まず、“寝ぼけ署長”こと五道三省が「中央銀行三十万円紛失事件」や「海南氏恐喝事件」など十件の難事件を、鋭い推理と奇抜な発想の人情味あふれる方法で次々解決。山本周五郎唯一の警察小説。

目次
中央銀行三十万円紛失事件
海南氏恐喝事件
一粒の真珠
新生座事件
眼の中の砂
夜毎十二時
毛骨屋親分
十目十指
我が歌終る
最後の挨拶
山本周五郎と私 横山秀夫
解説 細川正義

書誌情報

読み仮名 ネボケショチョウ
シリーズ名 新潮文庫
装幀 灘本唯人/カバー装画、新潮社装幀室/デザイン
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
頁数 432ページ
ISBN 978-4-10-113487-1
C-CODE 0193
整理番号 や-3-13
ジャンル 文学賞受賞作家
定価 781円

著者プロフィール

山本周五郎

ヤマモト・シュウゴロウ

(1903-1967)山梨県生れ。横浜市の西前小学校卒業後、東京木挽町の山本周五郎商店に徒弟として住み込む。1926年「須磨寺附近」が「文藝春秋」に掲載され、文壇出世作となった。『日本婦道記』が1943年上期の直木賞に推されたが、受賞を固辞。以後、「柳橋物語」「寝ぼけ署長」「栄花物語」「樅ノ木は残った」「赤ひげ診療譚」「五瓣の椿」「青べか物語」「虚空遍歴」「季節のない街」「さぶ」「ながい坂」と死の直前まで途切れなく傑作を発表し続けた。

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