白夜を旅する人々
817円(税込)
発売日:1989/04/28
- 文庫
- 電子書籍あり
追悼三浦哲郎。読者リクエスト多数につき緊急復刊。三浦文学の記念碑的長編。宿運と再生――。大佛次郞賞受賞の大作。
昭和の初めの東北、青森――。呉服屋〈山勢〉の長女と三女は、ある重い運命を負って生まれついた。自らの身体を流れる血の宿命に脅えたか、心労の果てに新たな再生を求めたか、やがて、次女は津軽海峡に身を投げ、長男は家を出て姿を消した。そして長女もまた……。必死に生きようとして叶わず、滅んでいった著者自身の兄姉たちの足跡を鎮魂の思いでたどる長編小説。大佛次郞賞受賞作。
書誌情報
読み仮名 | ビャクヤヲタビスルヒトビト |
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シリーズ名 | 新潮文庫 |
発行形態 | 文庫、電子書籍 |
判型 | 新潮文庫 |
頁数 | 592ページ |
ISBN | 978-4-10-113508-3 |
C-CODE | 0193 |
整理番号 | み-6-8 |
ジャンル | 文芸作品、文学賞受賞作家 |
定価 | 817円 |
電子書籍 価格 | 902円 |
電子書籍 配信開始日 | 2016/09/09 |
著者プロフィール
三浦哲郎
ミウラ・テツオ
(1931-2010)1931(昭和6)年、青森県八戸市生れ。日本芸術院会員。早稲田大学を中退し、郷里で中学教師になるが、1953年に再入学。仏文科卒。1955年「十五歳の周囲」で新潮同人雑誌賞、1961年「忍ぶ川」で芥川賞を受賞。主著に『拳銃と十五の短篇』(野間文芸賞)、『少年讃歌』(日本文学大賞)、『白夜を旅する人々』(大佛次郎賞)、『短篇集モザイクI みちづれ』(伊藤整文学賞)等。また短篇「じねんじょ」「みのむし」で川端康成文学賞を二度受賞。2010(平成22)年8月29日没。
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