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石原家の人びと

石原良純/著

737円(税込)

発売日:2022/06/24

  • 文庫
  • 電子書籍あり

叔父・裕次郎に続き、父・慎太郎、母・典子も。あっちは賑やかにやってんだろうな。

作家・政治家の石原慎太郎を父に、昭和を代表する俳優・石原裕次郎を叔父に持った著者初の回想録。「飲め、さもなくばテーブルを去れ」。常に一家の中心で威張っている父。俳優業の大先輩でもあり、周囲から慕われつつ世を去った叔父。4人の個性的な兄弟と大家族を切り盛りした母典子。逸話と伝説に満ちた石原家の素顔を鮮やかに写し出す傑作エッセイ。父・慎太郎の散骨式を描く新原稿を追加。

目次
プロローグ
崖の上の家――父・石原慎太郎の作法
逗子の海岸の小高い山の上に居を構えた父・慎太郎。だが、祖母と母、男四人の子供たちが暮らす広い家には独特の空気が流れていた。食卓も団欒も親子関係も、他の家とは大いに違って……。
憧憬――叔父・石原裕次郎の記憶
ファンファンとクラクションを鳴らしながら、裕次郎おじちゃんの車が逗子の家の坂を駆け上がってくる。伝説に彩られた叔父の素顔と笑顔、たくさんの逸話。限りない愛惜をこめて、酒を……。
スパルタ教育――母・石原典子の生き方
「魑魅魍魎の住処」に嫁ぎ、あの石原慎太郎と寝食をともにし、男ばかり四人の子供を育てたわが母。その日々はいかなるものだったのか。そして石原家は『スパルタ教育』だったのか……。
男なら海を渡れ――石原四兄弟それぞれの道
兄・伸晃は代議士、次男・良純は俳優、三男・宏高は銀行員、四男・延啓は画家になった。競い合い、騙し騙され、様々な逸話を残し、兄弟四人はそれぞれの道に進んだ。そして、父は……。
小樽へ――叔父・石原潔の面影
あだ名は「ドンちゃん」。祖父は、小樽の料亭で夜毎に大宴会を催す豪気な男であり、幼い慎太郎・裕次郎兄弟の写真アルバム作りに熱中する子煩悩な父親だった。その血は脈々と流れて……。
あとがき
新しい石原家の船出――文庫版あとがきに代えて
湘南の海に降る“裕次郎の雨”

書誌情報

読み仮名 イシハラケノヒトビト
シリーズ名 新潮文庫
装幀 田沼武能 1971/カバー写真、新潮社装幀室/デザイン
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 232ページ
ISBN 978-4-10-113812-1
C-CODE 0195
整理番号 い-63-1
ジャンル ノンフィクション、歴史・地理
定価 737円
電子書籍 価格 737円
電子書籍 配信開始日 2022/06/24

著者プロフィール

石原良純

イシハラ・ヨシズミ

1962(昭和37)年、神奈川生れ。慶應義塾大学経済学部卒。1982年映画「凶弾」でデビュー。「朱雀家の滅亡」「マクベス」「つかこうへい熱海殺人事件」「命燃えて」「春朧」などの舞台活動をはじめ、映画「秘祭」「夜の哀しみ」「走れ!イチロー」「転々」「青木ヶ原」、TVドラマ「ナースのお仕事」「新・愛の嵐」「花燃ゆ」「相棒」の他、数多くのバラエティ番組やニュース番組などで活躍中。1997(平成9)年、気象予報士の資格を取得。ウェザーキャスターとしても活躍し、官公庁・地方自治体の環境講演会、シンポジウムも多数行う。主著に『石原家の人びと』『あそびに行こうよコール』『石原良純のこんなに楽しい気象予報士』がある。

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