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立ち止まる才能―創造と想像の世界―

曽野綾子/著

693円(税込)

発売日:2014/11/28

  • 文庫

きっかけは恋文と、無心の手紙のためだった――。50年で20万枚、作家生活総決算。

「人間というものは、自分らしく生きる以外には生きようがない」。父の暴力と大病、戦争による困苦に喘いだ少女時代。作家を目指したきっかけは、「恋文と無心の手紙のために」と母が徹底した作文教育だった。夫・三浦朱門との出会い、初の新聞連載、途上国の医院で直面した貧困の中の生と死。どんな現場を見、何を創造・想像してきたか。作家生活50年の総決算。『堕落と文学』改題。

目次
仕事机の周辺から
シンナーとミルフィーユ
堕落と文学
駒込蓬莱町
芸術は平等ではない
小説の神さまの言葉
顔のない自由
駄菓子と銘菓
自然風の樹形
地中の人生
肌の夜桜
お茶か、コーヒーか、我が憎しみか
時空を超えて
沈黙の現場
方舟の乗客
自分の死、他人の死
使者の言葉
サリンジャー氏の隠遁
ピアフは歌うだけだった
夏の小袖
誇りだらけの春
流れと抵抗
桶屋たちの誇り
永遠を見つけた
含みと羞恥の欠如
ドグドグ・グダグダ
立ち止まる才能
テープを交換する
ベストセラーを作れない理由
ポーランドの秋
兵站(ロジ)とわが罪(メア・クルパ)
いきてるといいね
解説 岸俊光

書誌情報

読み仮名 タチドマルサイノウソウゾウトソウゾウノセカイ
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
頁数 384ページ
ISBN 978-4-10-114647-8
C-CODE 0195
整理番号 そ-1-47
ジャンル エッセー・随筆
定価 693円

著者プロフィール

曽野綾子

ソノ・アヤコ

1931(昭和6)年東京都生まれ。作家。聖心女子大学卒。1979年ローマ法王庁よりヴァチカン有功十字勲章を受章、2003年に文化功労者。1995年から2005年まで日本財団会長を務めた。『老いの才覚』『人間の基本』『人間にとって成熟とは何か』など著書多数。

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