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百物語

杉浦日向子/著

1,045円(税込)

発売日:1995/11/30

書誌情報

読み仮名 ヒャクモノガタリ
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
ISBN 978-4-10-114913-4
C-CODE 0179
整理番号 す-9-3
ジャンル コミック
定価 1,045円

江戸の時代に生きた魑魅魍魎たちと人間の、滑稽でいとおしい姿。懐かしき恐怖を怪異譚集の形をかりて漫画で描いたあやかしの物語。

古(いにしえ)より百物語と言う事の侍(はべ)る 不思議なる物語の百話集う処 必ずばけもの現われ出ずると――人々が目に見えないものを見、理性では説明のつかぬことを信じていた江戸の時代。生と死の間で右往左往する人間たちの前に、時間を、空間を超えて現われる魑魅魍魎たち。怪しのものと人間たちの滑稽でいとおしい姿と懐かしき恐怖を、怪異譚集の形をかりて漫画で描いた〈あやかしの物語〉。

目次

其ノ一……魂を呑む話
其ノ二……障子の顔の話
其ノ三……橋のカワウソの話
其ノ四……鳥屋喜右衛門の話
其ノ五……狸の僧の話
其ノ六……墓磨きの話
其ノ七……鰻の怪の話
其ノ八……異形の家人の話
其ノ九……雨中の奇物の話
其ノ十……数原家の蔵の話[上・下]
其ノ十一……お七の話
其ノ十二……かぴたん奇法の話
其ノ十三……尼君ざんげの話
其ノ十四◆其ノ十五……産怪二話
其ノ十六……影を見た男の話
其ノ十七……顔だけの女の話
其ノ十八……亡妻の姿の話
其ノ十九◆其ノ二十◆其ノ二十一……道を塞ぐもの三話
其ノ二十二……長持の中の話
其ノ二十三……人肉を喰らう話
其ノ二十四……天女の接吻の話
其ノ二十五◆其ノ二十六……蛇と竜の怪二話
其ノ二十七……天狗になりしという話
其ノ二十八……冥府の使者の話
其ノ二十九……雪中の美人の話
其ノ三十……盆の話
其ノ三十一……森美作殿屋敷の話
其ノ三十二……駆け出す女の話
其ノ三十三◆其ノ三十四……妖物二話
其ノ三十五……星の井の話
其ノ三十六……酒壺の話
其ノ三十七……抜けた首の話
其ノ三十八◆其ノ三十九……小鬼二話
其ノ四十……産女の話[上・下]
其ノ四十一……地獄に呑まれた話
其ノ四十二……旅の夢の話
其ノ四十三……人茸の話[上・下]
其ノ四十四◆其ノ四十五◆其ノ四十六……闇夜の怪三話
其ノ四十七……枕に棲むものの話
其ノ四十八◆其ノ四十九……人に化ける獣二話
其ノ五十◆其ノ五十一◆其ノ五十二……別れの知らせ三話
其ノ五十三……二人女房の話
其ノ五十四……猫と婆様の話
其ノ五十五◆其ノ五十六……嫌うもの二話
其ノ五十七◆其ノ五十八……仙道考二話
其ノ五十九……魂呼びの話[上・下]
其ノ六十……腹中の声の話
其ノ六十一……狼の眉毛の話
其ノ六十二◆其ノ六十三……手の怪二話
其ノ六十四……鮒女房の話
其ノ六十五……絵の女の話
其ノ六十六……木の葉の里の話
其ノ六十七◆其ノ六十八……死んだ人二話
其ノ六十九……遊魂の話
其ノ七十……即身仏の話
其ノ七十一……竹林の再会の話
其ノ七十二◆其ノ七十三……黒髪の怪二話
其ノ七十四◆其ノ七十五……訪う気配二話
其ノ七十六◆其ノ七十七……魚妖二話
其ノ七十八……兇夢の話
其ノ七十九……他人の顔の話
其ノ八十◆其ノ八十一……長雨の怪二話
其ノ八十二……蜘蛛の行者の話[上・下]
其ノ八十三◆其ノ八十四◆其ノ八十五……足の怪三話
其ノ八十六……鴨男の話
其ノ八十七◆其ノ八十八◆其ノ八十九……人魚譚三話
其ノ九十……狢と棲む話
其ノ九十一……山息子の話
其ノ九十二……大楠の話
其ノ九十三……借り物烏の話
其ノ九十四……賑やかな留守の話
其ノ九十五……擬宝珠の話
其ノ九十六……フキちゃんの話
其ノ九十七……愛娘の霊の話
其ノ九十八……赤い実の話
其ノ九十九……杢兵衛の孫の話

解説 高橋義夫

作家自作を語る

まとめテーマでくくる 本選びのヒント

著者プロフィール

杉浦日向子

スギウラ・ヒナコ

(1958-2005)東京生れ。文筆家。「通言室乃梅」で漫画家としてデビュー。以来、一貫して江戸風俗を題材にした作品を描き、1984(昭和59)年『合葬』で日本漫画家協会賞優秀賞、1988年『風流江戸雀』で文藝春秋漫画賞を受賞。『二つ枕』『百日紅』『東のエデン』『ゑひもせす』など漫画作品のほか、『江戸へようこそ』『大江戸観光』『隠居の日向ぼっこ』『お江戸風流さんぽ道』などエッセイストとしての著書も多いが、『ごくらくちんみ』『4時のオヤツ』では小説家としても腕の冴えを見せた。2005(平成17)年7月、下咽頭がんのため46歳で逝去。最後まで前向きで明るく、人生を愉しむ姿勢は変わらなかった。

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