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あばれ狼

池波正太郎/著

880円(税込)

発売日:1989/03/01

  • 文庫
  • 電子書籍あり

喧嘩(でいり)が全ての儚い渡世を、初めて惑わす片腕の美女……。股旅ものの痛快譚ほか、血と情に散った男たちをめぐる7編。

野州・真岡の小栗一家と竹原一家の大喧嘩にやとわれて人を殺めてしまった渡世人たち――その不幸な生い立ちゆえに敵・味方をこえて結ばれる男と男の友情を描く連作「さいころ蟲」「あばれ狼」「盗賊の宿」。多淫な母親の若き日の嘘によって翻弄され続けた樋口角兵衛の生涯をたどる「角兵衛狂乱図」など、畢生の大作『真田太平記』の脇役たちを描いた4編の、全7編を収録。

目次
さいころ蟲
あばれ狼
盗賊の宿
白い密使
角兵衛狂乱図
幻影の城
男の城
解説 八尋舜右

書誌情報

読み仮名 アバレオオカミ
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 448ページ
ISBN 978-4-10-115651-4
C-CODE 0193
整理番号 い-16-51
ジャンル 文芸作品、歴史・時代小説、文学賞受賞作家
定価 880円
電子書籍 価格 660円
電子書籍 配信開始日 2012/04/01

著者プロフィール

池波正太郎

イケナミ・ショウタロウ

(1923-1990)東京・浅草生れ。下谷・西町小学校を卒業後、茅場町の株式仲買店に勤める。戦後、東京都の職員となり、下谷区役所等に勤務。長谷川伸の門下に入り、新国劇の脚本・演出を担当。1960(昭和35)年、「錯乱」で直木賞受賞。「鬼平犯科帳」「剣客商売」「仕掛人・藤枝梅安」の3大シリーズをはじめとする膨大な作品群が絶大な人気を博しているなか、急性白血病で永眠。

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