人斬り半次郎 幕末編
935円(税込)
発売日:1999/07/28
- 文庫
- 電子書籍あり
貧乏で無学な田舎侍が、男振りと剣の腕前を認められ、西郷隆盛の片腕に――。幕末を駆け抜けたヒーロー、桐野利秋の若き日々。
「今に見ちょれ」。薩摩藩中でも「唐芋侍」と蔑まれる貧乏郷士の家に生れた中村半次郎は、だがその逆境に腐ることなく、いつの日かを期していた。秀抜な美男子で気がやさしい。示現流の剣は豪傑肌に強い。恵まれた資質のままに精力的に日を送っていた二十五歳のある日、半次郎は西郷吉之助と出遇う。時は幕末、惚れ込んだ男=西郷につき、半次郎は水を得た。京の町に〈人斬り半次郎〉の名が轟く。
書誌情報
読み仮名 | ヒトキリハンジロウバクマツヘン |
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シリーズ名 | 新潮文庫 |
発行形態 | 文庫、電子書籍 |
判型 | 新潮文庫 |
頁数 | 624ページ |
ISBN | 978-4-10-115678-1 |
C-CODE | 0193 |
整理番号 | い-16-78 |
ジャンル | 文芸作品、歴史・時代小説、文学賞受賞作家 |
定価 | 935円 |
電子書籍 価格 | 869円 |
電子書籍 配信開始日 | 2010/09/03 |
著者プロフィール
池波正太郎
イケナミ・ショウタロウ
(1923-1990)東京・浅草生れ。下谷・西町小学校を卒業後、茅場町の株式仲買店に勤める。戦後、東京都の職員となり、下谷区役所等に勤務。長谷川伸の門下に入り、新国劇の脚本・演出を担当。1960(昭和35)年、「錯乱」で直木賞受賞。「鬼平犯科帳」「剣客商売」「仕掛人・藤枝梅安」の3大シリーズをはじめとする膨大な作品群が絶大な人気を博しているなか、急性白血病で永眠。
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