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まぼろしの城

池波正太郎/著

693円(税込)

発売日:2022/12/23

  • 文庫

戦乱の世に翻弄された城と、その一族の物語。『真田太平記』の原点となった戦国絵巻。

戦国の世。上野(こうずけ)の国、沼田城の城主である沼田万鬼斎は、豪勇無双の武将と謳われていた。地侍の金子新左衛門は、自らの娘、ゆのみを万鬼斎の愛妾として差し向ける。ゆのみは男子を出産、やがて金子親子は万鬼斎の後継をめぐり奸計を巡らせる。しかし混迷を極める城は、戦乱の渦に巻き込まれていく――。後年、真田家がおさめる沼田城の前日譚にして、ある一族の盛衰を描き切る波乱の戦国絵巻。

書誌情報

読み仮名 マボロシノシロ
シリーズ名 新潮文庫
装幀 浅野隆広/カバー装画、新潮社装幀室/デザイン
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
頁数 304ページ
ISBN 978-4-10-115692-7
C-CODE 0193
整理番号 い-16-95
ジャンル 歴史・時代小説
定価 693円

著者プロフィール

池波正太郎

イケナミ・ショウタロウ

(1923-1990)東京・浅草生れ。下谷・西町小学校を卒業後、茅場町の株式仲買店に勤める。戦後、東京都の職員となり、下谷区役所等に勤務。長谷川伸の門下に入り、新国劇の脚本・演出を担当。1960(昭和35)年、「錯乱」で直木賞受賞。「鬼平犯科帳」「剣客商売」「仕掛人・藤枝梅安」の3大シリーズをはじめとする膨大な作品群が絶大な人気を博しているなか、急性白血病で永眠。

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